福岡ソフトバンクホークスは16日、台湾プロ野球チーム・中信兄弟の要請を受け、来年2月に台湾で行われる記念試合に参加する…
福岡ソフトバンクホークスは16日、台湾プロ野球チーム・中信兄弟の要請を受け、来年2月に台湾で行われる記念試合に参加すると発表した。1軍選手が出場する見込み。合わせて、台湾代表チームとの試合も行う。
チームは2月25日に中信兄弟、26日に台湾代表といずれも台北ドームで対戦。3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)直前になる。
この日、福岡市のみずほペイペイドームに中信兄弟幹部の高英傑氏が訪れ、ソフトバンク球団の王貞治会長、太田宏昭専務と会談した。
王会長が「春季キャンプでしっかり仕上げてから、台湾に向かいます」と話すと、高氏は「台湾で協力できることがあれば、いつでもおっしゃってください」と応じた。
王会長は「台湾の選手の力はぐっと上がっている。台湾のみなさんも野球のレベルが上がっていることにすごく自信を持っている。(試合は)盛り上がると思いますよ」と話した。
台湾は昨年11月の国際大会「プレミア12」の決勝で日本を4-0で下し、優勝。日本プロ野球球界で活躍する台湾出身選手も増えている。日本ハムの古林睿煬(グーリンルェヤン)、孫易磊(スンイーレイ)の両投手は1軍で登板。古林睿煬は2勝を挙げた。ソフトバンクにも19歳の育成選手、張峻瑋(チャンジュンウェイ)投手が在籍している。
来年3月開幕のWBC1次リーグで、日本と台湾は同じC組に入った。大会2連覇がかかる日本の初戦(3月6日、東京ドーム)の相手が台湾だ。四つの組の各上位2チームが米国である準々決勝以降に進める。
王会長は「WBCは日本と一緒にアメリカに行きましょう。そうしたら台湾のファンもさらに盛り上がる」と話した。(辻隆徳)