【NASCAR】第33戦:South Point 400/ラスベガス モータースピードウェイ(日本時間10月13日)【映…

【NASCAR】第33戦:South Point 400/ラスベガス モータースピードウェイ(日本時間10月13日)

【映像】タイヤが隣のピットへ到着!珍ペナルティの様子

 全米で人気のストックカーレース、NASCAR(ナスカー)はプレーオフの第33戦が開催。レースのピット作業中、トップチームのクルーが“ありえない”ミスを犯してしまい、他のチームスタッフには驚愕と落胆の表情が見られた。

 レースは中盤に差し掛かった120周前後で、多くのマシンがピットへ入ってタイヤ交換や給油を済ませていた。しかし122周目、すでにピットを出て走行中だったチェイス・エリオットの9号車が再度ピットロードへ入ってきた。

 解説でNASCARドライバーの古賀琢麻氏は「ペナルティでもう一回(ピットロード走行)だから、(先ほどの)ピットロード(走行時の)スピードが速かったのかな?」と予想。しかしピット作業のリプレイ映像を見ると、タイヤ交換の際、クルーが外したタイヤが転がって前方の他チームのピットボックスに入ってしまっていた。これを「タイヤが隣のピットまで行ってしまいました!」と実況の野村達也氏が伝えると、古賀氏は「…もったいない」とひと言。『タイヤバイオレーション』という珍しいペナルティが課され、マシンは再度、制限速度のあるピットロードを通過しなければならなくなったのだ。

 その後、エリオットのピットクルーが仲間のスタッフに慰められている映像も映し出されたが、NASCARでもトップチームのヘンドリックだっただけに悔やまれるミスで、エリオットは大きく順位を落とすこととなった。

 さらに古賀氏は、「ヘンドリックとかだと多いのが、『次のレースから(セカンドカテゴリーの)エクスフィニティシリーズへ行ってね』と言われる場合もあります」とクルーの残酷な事情を紹介。続けて、「そんな焦るところじゃなかっただろう」とチームスタッフの想いを代弁している。

 あまり見られない珍しいハプニングを目撃した視聴者からは、「ころころりん」「もったいないミス」「これはお説教」「何やってんねんクルー」「チーフ激怒」など、悲哀に満ちたコメントが寄せられた。(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)