◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(16日)◇日光カンツリー倶楽部 (栃木)◇7238yd(パー70)…

初日1アンダーをマークした2015年大会覇者・小平智

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(16日)◇日光カンツリー倶楽部 (栃木)◇7238yd(パー70)◇雨(観衆1153人)

2015年大会覇者の小平智が3バーディ、2ボギーの「69」で回り、1アンダー発進した。日没順延となった初日、暫定首位に立った長野泰雅と2打差。17番ではピンそば1mにつける正確なショットを見せたが、日本オープン用に仕上がったグリーンに油断はできない。「気が抜けるパットがあまりないので気を抜かず」にカップインさせた。

出場15回目の大会にマスターズ切符がかかる

出場15回目の今回は、並々ならぬ思いがある。これまで今大会優勝者には翌年のメジャー「全英オープン」出場権が付与されてきた。しかし、今年からゴルフの祭典「マスターズ」にも出場権が与えられる。8月末、そのニュースを耳にしたときは「正直、イヤだった。うれしくなかった」という。2度のマスターズ出場経験を持つ者の実感だ。

マスターズに招待される選手は極めて限定的だ。歴代覇者や、全米オープン、全英オープン、全米プロの直近5年の優勝者、前年末時点&開幕前週の世界ランク50位以内など…。小平は17年末の世界ランク51位で、開幕前週の同ランクで滑り込んで18年大会に滑り込みで初出場。19年大会は、18年のマスターズ翌週「RBCヘリテージ」で米ツアー初優勝を飾って出場権を得た。

「一年間大変な思いをしながら戦って、やっと出れた。すごく苦労した思い出がある」という舞台がマスターズだ。それだけに、いくらナショナルオープンとはいえ、1試合勝っただけで “切符”を手にできるのは…と思う。ただ、そんな経験を積んできたからこそ、新たな資格は自分が手にしたい。「だから、どうしても僕が出たい」という思いがある。

今大会だけでオーガスタが決まることには複雑だが…

前週に日本開催のPGAツアー「ベイカレントクラシック Presented by レクサス」に出場して67位に終わった。「(名称が変わる前の)ZOZOの時から出させてもらっているけど、やっぱり毎年刺激を貰う。日本のセッティングで世界の選手はこんなにスコアを出すんだとか、刺激を貰える試合なのでやっぱりあの試合に出るとアメリカに戻りたいって思う」。6年間戦った末、昨年に一時撤退したPGAツアー再挑戦への思いがより深まった。

PGAツアー再挑戦への思いも秘めて2度目の優勝へ

日本オープンのタイトルは「取ろうと思って取れるものじゃない」ことはわかっている。「だから、あんまり『優勝したらマスターズ』は意識せず。最終日のバックナインでそこを意識できる位置にいたい」と様々な思いを胸に、最終日に向けて上位キープを見据えていく。(栃木県日光市/石井操)