◇米国女子◇BMW女子選手権 初日(16日)◇パインビーチGL(韓国)◇6785yd(パー72)バーディを4つ奪って迎…
◇米国女子◇BMW女子選手権 初日(16日)◇パインビーチGL(韓国)◇6785yd(パー72)
バーディを4つ奪って迎えた最終18番、ティペグを手にした勝みなみの頭にふと浮かんだことがあった。「あれ、そういえばきょうはフェアウェイを外してないかも…」。それまでのパー3を除く13ホールで2打目をラフから一度も打っていない。緊張感がぐっと高まった1Wショットはフォローの風に乗ってフェアウェイセンターへ。キープ率100%を達成した。
米女子ツアー参戦3年目で初めて。「なんだったらゴルフ人生で一度もない」という27歳にとっての“快挙”だ。悪天候で第2ラウンド以降が中止された9月の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」。プレーできた初日、18番で左ラフに曲げ、最後の最後に達成できなかった。この日は「ちょっと手が震えた」のにも負けず、笑顔でティイングエリアを降りた。
持ち前の飛距離は最近、「20yd近く落ちている」という実感があるが、決して退化ではない。「今やりたい動きが、ヘッドスピードが上がらないスイング。ただ、ボールを(最後まで)見るということだけをやっている。それで(曲がり幅)が安定した」。直近の2大会「ロッテ選手権」で3位、前週「ビュイックLPGA選手権」で2位と好結果の原動力になっている。
ノーボギーで「68」、4アンダーの22位発進に「ショットも安定していますし、あとはパットだけという感じだった」とうなずいた。ピンチらしいピンチは18番、フェアウェイからの2打目をダフり、グリーン右手前のバンカーに落とした。ボギーを覚悟した30yd近い3打目はピンそば80cmにピタリと寄せる。ナイスリカバリーで韓国のスタンドを沸かせた。
ジーノ・ティティクル(タイ)にプレーオフ5ホール目で競り負け、ツアー初優勝を逃したのが4日前。「ああいう経験は必要だとは思うんですけど、やっぱりあまり多くはやりたくない。少しでも、もっと強くなりたい。モチベーションはもっと上がりました」と前を向く。その中国で残した「私には伸びしろがある」という敗戦の弁はもちろん正しい。(韓国・ヘナム郡/桂川洋一)