第57回全日本大学駅伝対校選手権大会(朝日新聞社など主催、長谷工グループ特別協賛)に挑む東北地区代表の東北学院大陸上競…

 第57回全日本大学駅伝対校選手権大会(朝日新聞社など主催、長谷工グループ特別協賛)に挑む東北地区代表の東北学院大陸上競技部が15日、仙台市青葉区の朝日新聞仙台総局で壮行会に臨んだ。同大は2大会ぶり18回目の出場となる。

 総局を訪れたのは高橋賢一監督(63)、前主将の斎藤颯希(そうき)さん(4年)、前長距離ブロック長の中野朝斗さん(4年)、現長距離ブロック長の吉田奏斗さん(3年)の4人。

 13日にあった出雲駅伝に東北学連選抜の一員として3区を走ったエースの吉田さんは「関東との差は大きいが、最大限自分の力を出して、差を縮めたい」と語った。この大会が引退レースとなる中野さんは「苦しい1年だったが、チームのみんなに助けられて選考会1万メートルでは自己ベストが出た」。

 斎藤さんは「2年ぶりに東北代表の座を東北大から奪い返すことができた。食らいついていきたい」と意気込みを語った。高橋監督は「5年ぶりに行った夏合宿がキーになり、選考会を勝ち抜いた。練習は学生中心。私たちはタイヤで、ハンドルを握っているのは学生たち。学生に感謝したい」と語った。

 出席した長谷工コーポレーション人材開発部の木村駿人(はやと)さんから、長谷工グループが滋賀県で作っている「たなかみ米」などが贈られた。大会は11月2日に開かれ、名古屋市から三重県伊勢市までの106・8キロを8区間でつなぐ。