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ラッセル・ウェストブルックがサクラメント・キングスとの契約に合意した模様。10月16日(現地時間15日、日付は以下同)、現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。
ウェストブルックは昨シーズン、デンバー・ナゲッツの一員として75試合(うち36試合は先発)に出場し、平均スタッツは13.3得点6.1アシスト4.9リバウンド1.4スティールを記録。フィールドゴール成功率44.9パーセントをマークし、2ポイント成功率はキャリアハイとなる52パーセントをマークしていた。
これまで9度のオールスター選出を果たし、2017年にはシーズンMVPも獲得しているウェストブルックは、オフシーズンにナゲッツとのプレーヤーオプションを破棄し制限なしFA(フリーエージェント)となっていた。中国のチームから巨額のオファーを受けたことも報じられていたが、キングスとの契約合意により、NBA18シーズン目を迎える形となる。
ウェストブルックは、キングスのドマンタス・サボニス、デマー・デローザン、ザック・ラビーンといった主要メンバーと個人的な交流がある上、今シーズンに加入したデニス・シュルーダーとはバックコートでの共闘経験もある。報道によると、ウェストブルックは今週後半にも正式にチームに合流する見込みで、契約は1年360万ドル(1ドル151円換算で約5億4千万円)のベテラン最低保証額になるという。
ウェストブルックは先発、リザーブの双方でプレー可能なポイントガードであり、キングスにとって必要とされていたバックコート層の強化が期待されている。また、キングスのスコット・ペリーGM(ゼネラルマネージャー)は、チームに「ハイモーター(高いエネルギー)」と「ハイエフォート(全力の姿勢)」の文化を根付かせたいと語っており、ウェストブルックはまさにその象徴的な選手と言えるだろう。
11月で37歳を迎えるウェストブルックは、2008年にドラフト全体4位でオクラホマシティ・サンダーに入団。2019年にサンダーを退団後、ヒューストン・ロケッツ、ワシントン・ウィザーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、ナゲッツと所属チームを転々とし、キングスが7チーム目となる。