◇米国女子◇BMW女子選手権 事前情報(15日)◇パインビーチGL(韓国)◇6785yd(パー72)中国での「ビュイッ…
◇米国女子◇BMW女子選手権 事前情報(15日)◇パインビーチGL(韓国)◇6785yd(パー72)
中国での「ビュイックLPGA上海」を4位で終えた翌13日(月)、山下美夢有は中国のホテルを早朝4時半に出発し1時間ほどバスに揺られた。近くの上海の浦東空港から韓国ソウル近郊の仁川空港への2時間のフライトは約1時間遅延。到着後、用意されたバスでの移動はなんと6時間近くかかったという。
新たな会場となったパインビーチGLは朝鮮半島の南西端にある。リアス式海岸の土地を生かした風光明媚なコース…ではあるが、なにせ首都から遠い。ソウルから高速鉄道(KTX)を利用して移動時間を短縮した地元韓国勢もいたが、キャディバッグなどの大荷物を抱える海外勢はトラブル回避が優先事項。到着は夕方になり、「バスの座席が広かったので、それはありがたかった」のが、せめてもの救いだった。
さらに翌日14日(火)がまた大変だった。プロアマ戦参加選手は全員が午前7時半にショットガン形式でスタート。表情に疲労の色が浮かぶプロも少なくない。
2年ぶりに大会に出場する畑岡奈紗も「なかなか苛酷でした。船で来た方が早かったんじゃ…」と苦笑するほど。「結構疲れてますけど、来週はオフなので今週1週間、頑張りたい」と気持ちを奮い立たせる。帰りもソウルまで同じバス移動を強いられることになるのだが…まずは、ゲームに集中だ。
海に浮かぶ島々を望む18ホール(当地の27ホールからピックアップ)は起伏が激しく、風から受ける影響も大きい。開幕前日は強い雨も降り、グリーンは軟らかい。畑岡は「スコアは出やすい」と攻撃的な姿勢を求められると説く。
山下が「川奈ホテルGC(静岡)やパサージュ琴海(長崎)のような感じ。アップダウンがキツイ」と話せば、初出場の吉田優利は「日本っぽい感じもします。ちょっと広い大洗GC(茨城)みたい」と国内のシーサイドコースを例に挙げた。「大洗で私は試合をしたことがないんですけど、鈴(妹の吉田鈴)のプロテストの練習ラウンドに付き合って行ったことがあります」とイメージを探る。
また、中国のコースとの違いはグリーンにも。今週のベント芝は状態が良く、ボールの思い通りの転がりが期待できそう。前週は「パッティングがたまたま入ってくれた。思い切って行くしかないところもあったので、それが良い方向でハマってくれた」と最終日「66」で26位。「ゴルフ自体は良くなってきた。中国は暑かったんですけど、今週は寒くならないように願ってます」。アジアシリーズでは適応力も問われる。(韓国・ヘナム郡/桂川洋一)