◇米国女子◇BMW女子選手権 事前(15日)◇パインビーチGL(韓国)◇6785yd(パー72)世界ランキング1位との…

勝みなみは惜敗の悔しさを募らせながら韓国へ

◇米国女子◇BMW女子選手権 事前(15日)◇パインビーチGL(韓国)◇6785yd(パー72)

世界ランキング1位との激闘の後、勝みなみの目に涙はなかった。中国での「ビュイックLPGA上海」の勝負が決まったのはプレーオフ5ホール目。ジーノ・ティティクル(タイ)にツアー初勝利を阻まれても、笑顔で相手をたたえた。「悔し涙よりも、うれし涙を流したい」。待望のタイトルをつかむときは確実に近づいている。

3日前の戦いぶりは今でも「めちゃくちゃ良いゲームができた」と思える。「最終日に最終組で7アンダー(65)のスコアが出せたのはすごく良い状態だからこそ。メンタルも少しずつ強くなっている」。極限状態でそう感じられた場面が何度もあった。

正規の終盤17番(パー5)でチップインバーディを奪い2打差にした矢先、イーグルにしたティティクルに追いつかれた。「すげぇ!と思った」シーンはその後、再び訪れる。プレーオフ2ホール目で1打目を池に入れながら、3打目にスーパーショットを見せてパーを拾ったライバルの姿に「やっぱりジーノの日なのかな…と半分思ったりもした」という。

「でも、自分にもまだチャンスはあると思ってやっていた」。多くの声援を奪われ、アウェーの雰囲気につかりながら奮闘。「私以上にティティクルが良いゴルフをした。しょうがない負け。自滅ではなかった」と納得顔で言う。「またチャンスはあると思って今週から頑張りたい」と気持ちを切り替えて韓国にやってきた。

今週こそは

2週前にはハワイでの「ロッテ選手権」を3位で終え、連戦による心身へのストレスで「結構、疲れ切っていると感じる」のが正直なところ。今大会の会場は朝鮮半島の南西端にあり、韓国北西部のソウルからは6時間近いバス移動を強いられた。

コースチェックは開幕2日前のプロアマ戦にとどめ、この日は軽めの調整。「ペブルビーチみたいに海風なのでちょっと重たい感じがする。でも、そんなに嫌いじゃないゴルフ場。調子も上向きではある。しっかり攻略できれば」。昨年は8月以降、ゼロだったトップ10入りがすでに3回(すべて3位以内)。着実な進歩を最高の形に繋げたい。(韓国・ヘナム郡/桂川洋一)