【NASCAR】第33戦:South Point 400/ラスベガス モータースピードウェイ(日本時間10月13日)【映…

【NASCAR】第33戦:South Point 400/ラスベガス モータースピードウェイ(日本時間10月13日)

【映像】急減速→ものすごい速度差でクラッシュした瞬間

 アメリカで人気ナンバーワンのストックカーレース、NASCAR(ナスカー)の第33戦が開催。レース終盤、全速力で走るマシンの前にスローダウンをしたマシンがいきなり出現するという、不可解なクラッシュが発生し、14日の中継も騒然となった。

 2位を走行していたウィリアム・バイロンが、残り33周のところでクラッシュした。映し出された映像では、バイロンの24号車のフロント部分が大破しており、かなりのハードクラッシュだったことが予想され、実況の野村達也氏も「いったいこれは何があったんでしょうか」と叫んだ。また、ジョン・ハンター・ネメチェックとタイ・ディロンもこのアクシデントに巻き込まれたようで、マシンを壊して白煙をあげながらピットへ向かって走っている。そして、次に映し出されたのは24号車の車内カメラからのリプレイ映像だった。

 24号車はレーススピードでターン(コーナー)を疾走していたが、前方にディロンの10号車が見えたと思ったら、その瞬時に差が縮まり後方から追突してしまった。解説の古賀琢麻氏も、「タイ・ディロンにトラブルですかね。ものすごい速度差なんで…」と不可解そうにコメントしている。さらに「さすがに(マシンに不具合があればディロンも)自分のことも思ってイン側を走っているはず。あと、ドライバーからすると後ろから来てるので、西陽でみえてないんです」などと推察していたところで、ディロンのピットとの無線が聞こえてきた。

 古賀氏によれば、「ミスコミュニケーションですね。(ドライバーに指示を出す)スポッターから『ピット! ピット! ピット!』みたいに(忙しく)言われたんで、ディロンは急減速してしまった」とのこと。チームからの急な指示に対して、ドライバーが不意な対応をしたために起きた事故だった。

 視聴者からも「この速度差こわっ」「ボディめくれてる」「危なすぎる減速」「エグい突っ込み方したなあ…」「前の車遅いね」「急なスローダウンだ」「こっわ」など、クラッシュの恐ろしさを改めて認識したかのようなコメントが寄せられている。(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)