【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆知っておきたい! 血統表でよく見る名馬【ヒズマジェスティ…

【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆知っておきたい! 血統表でよく見る名馬

【ヒズマジェスティ】

 同じく種牡馬として成功したグロースタークの全弟。北米で22戦5勝という成績は、現代最高クラスの名馬との評価もあった兄に比べると物足りませんが、フロリダのハイアリアパーク競馬場でダート9ハロンのトラックレコード(1分46秒2/5)を樹立しており、平凡な競走馬ではありませんでした。

 種牡馬としては米二冠馬プレザントコロニーをはじめ、タイトスポット、マジェスティーズプリンス、メーメット、セテワヨ、コーモラントなどの活躍馬を出し、1982年に北米リーディングサイアーとなりました。スピードもスタミナもあり、リボーの息子だけあって芝適性や底力も十分でした。

 デインヒル、ダイナフォーマー、リズンスターの母の父。グラスワンダー、ロードカナロア、キンシャサノキセキ、ナカヤマフェスタなどにも含まれています。

◆血統に関する疑問にズバリ回答!

「ロードカナロアは今年リーディングサイアーになれますか?」

 その可能性は残されています。ただ、ここ数年、春シーズンが好調で秋シーズンがイマイチ、という流れになっており、トップの座を狙うには秋のGIで賞金を積み重ねる必要があります。

 総合種牡馬ランキングは直近の土日月の3日間で1億2000万円以上を上積みしたキズナが40億円を突破。ロードカナロアは37億円でこれを追っています。JRA種牡馬ランキングは春シーズンからずっとトップを守ってきたのですが、この3日間でキズナに逆転を許しました。

 大阪杯を制し、宝塚記念でも2着と頑張ったベラジオオペラが、暮れの香港Cを次走目標に置いているので、国内賞金を獲得できない可能性が出てきました。ロードデルレイ(次走天皇賞(秋))、コスタノヴァ(次走武蔵野S)、カナテープ(次走未定)あたりに期待です。