第157回九州地区高校野球長崎県大会の決勝が13日、佐世保市総合グラウンド野球場であった。長崎日大が、70年ぶりの秋季…

 第157回九州地区高校野球長崎県大会の決勝が13日、佐世保市総合グラウンド野球場であった。長崎日大が、70年ぶりの秋季決勝に臨んだ長崎西を3―1で破り、3季ぶり17回目の優勝を決めた。両校は25日から宮崎市で開かれる九州大会に出場する。

 長崎日大は、準々決勝で今夏の全国高校野球選手権大会で16強入りした創成館に、準決勝で創成館と今夏の決勝で争った九州文化学園に、いずれも逆転勝ち。その勢いをこの日の決勝でも発揮した。

 二回に1点を先取されたが、七回に平野博裕選手(2年)、植木奏翔選手(2年)の連続適時打で2点を挙げて逆転。八回にも1点を追加した。投げては左腕の中村吏希投手(1年)が9回を散発3安打に抑えた。

 試合後、平野選手は「適時打はまっすぐの球を狙っていた」と笑顔を見せた。平山清一郎監督は「最後まであきらめず、粘り強く戦った結果が出た。九州大会には他県の上位校も出場するので、しっかり戦いたい」と語った。(菅野みゆき)