【WWE】クラウン・ジュエル(10月10日・日本時間11日/オーストラリア・パース)【映像】ファンを魅了した「豪華衣装と…
【WWE】クラウン・ジュエル(10月10日・日本時間11日/オーストラリア・パース)
異国のビッグマッチで、二人の日本人女子レスラーに大ブーイング。般若と狐を思わせる仮面とローブ、その妖しくもふてぶてしい登場シーンで会場の空気は一変。ファンから「ビジュ最高」「マスクとローブが本物の芸術」「ブーイングさえ絵になる」と絶賛が相次いだ。
WWEのビッグイベント「クラウン・ジュエル」がオーストラリア・パースで開催され、リア・リプリー&イヨ・スカイ組と“カブキ・ウォリアーズ”ことアスカ&カイリ・セイン組が激突。日本人スーパースター3人による抗争と復讐劇が過熱、地元オーストラリア出身のリアとイヨの元女子王者コンビには圧倒的な声援が送られるなか、日本的美意識を全面に押し出した“カブキ”の華やかな般若メイクと狐面の入場シーンが、観客の視線を奪った。
アスカの歪んだ“家族”&“絆”論がこじれた末、イヨの孤立とカブキ・ウォリアーズのヒールターンへ発展した今回のストーリーライン。その流れの中で生まれた新タッグであるリアとイヨの“Rhiyo”(リアとイヨを合わせた呼び名)が、リアの母国凱旋という最高の舞台に姿を現した。
アウェイの空気をものともせず、カブキ・ウォリアーズの演出は圧巻。アスカは扇子と着物調ローブ、般若マスクにブルーの縁取りを施した不気味なメイクで威圧感を放ち、カイリは狐の仮面とブルー基調の妖艶な装いで登場。ふてぶてしい態度でリングに向かう姿がブーイングを誘った。
ファンからは「衣装金かかってるな!」「ビジュ最高」「伝説のペイント女王」など賛辞が続出。アスカのペイントを見て「キングボンビーだ!」と茶化す声もあがるなど、会場は終始ヒートアップ。さらに海外ファンからも「カブキ・ウォリアーズの豪華な着物調ローブと妖艶なマスクが日本的美学を体現している」「故郷の英雄リアを脅かすほどの豪華さ」「マスクとローブが本物の芸術」「パースのブーイングさえ絵になる」と絶賛が相次いだ。
試合は、連携の冴え渡るカブキ・ウォリアーズと、女子シングル王者タッグ“Rhiyo”による息詰まる攻防戦。特にカイリは、イヨとの決裂を経て吹っ切れたようなファイトを見せるが、終盤でアスカをかばいリアのビッグブーツを被弾。場外へ転がり落ちる形となる。その直後、リングに引き戻されたカイリは、リアの「リップタイド」とイヨの「ムーンサルト」による連続フィニッシュの餌食に。試合は“Rhiyo”が制し、イヨは母国の盟友と抱き合いながら勝利を分かち合った。
その後、13日に行われたRAWではリアとカイリが一騎打ち。リングサイドでイヨとアスカがそれぞれ見守る中、リアがカイリを沈めて3カウント。10月17日(金)に東京・両国国技館で開催される「WWE SuperShow Japan」でのタッグによるリマッチに早くも注目が集まっている。(ABEMA/WWE『クラウン・ジュエル』)