◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 最終日(12日)◇横浜CC(神奈川)◇7315y…

勝負の終盤4試合へ

◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 最終日(12日)◇横浜CC(神奈川)◇7315yd(パー71)

PGAツアー本格参戦を目指してDPワールドツアー(有資格者を除くポイントランク上位10名に出場権付与)を戦う中島啓太。現在同ランク19位、米ツアーへの切符をかけて残り4試合が勝負となる。横浜で撮影した最新の14本を紹介したい。

Qi35コアとFIの組み合わせにスイッチ

最近の大きな変更点が二つ。ドライバーが「Qi35 LS」から同「Qi35 コア」へ替わった。「ウェントワース(9月BMX PGA選手権)の時から使っています。向こうのツアーレップが自分に合うようにと組んでくれて。今までヘッドの見え方が好きでLSを使っていましたが、今回見せてもらったコアモデルはボテッとしてなくて構えやすかった。パッとソールして右を向くのは好きじゃないんですが、コレは左向きでなおかつロフトが見えて出球が左に出てくれそう。もともと性能自体もつかまるヘッドが好きなので、自分に合いました」

さらに思わぬ出合いがシャフト「ツアーAD FI」だ。「組んでもらったドライバーに入っていたんですよね。打ってみたら振りやすくて、そのまま試合で行くことに。チップカットをどれぐらいするかの調整ぐらいで済みました」といきなり投入を決めた。「コアのヘッドとシャフトの振り感がマッチして、すごく振りやすい。安定感が増しました。中東辺りの試合になったらもっと体も動くと思うので、飛ぶと思う」と、大事な終盤戦に向けた大きな武器を手に入れた。

1インチ、0.75インチ、0.5インチの3種類のチップカットの長さを用意していて、「寒くなってきたら0.75インチのものを使います」。横浜では1インチのチップカットで戦っていた。

スパイダーツアーVに替えた

もう一つの変更はパターだ。今季はスパイダーを使う機会が多かったが、横浜で使用したのは今まで使って来た「ツアーX」ではなく、お尻側に“羽”がない「ツアーV」。「Vもずっとテストはしていて、より感覚がブレードに近い。いつかはブレードに戻したいと思っているので、このウエートが前側にあるヘッドが今は振りやすいです」と解説した。

ネックも「ブレードの感覚で打てるから」とクランクネックをチョイス。ヘッド上部にはアライメント用に線ではなくドットを入れ、「線があるとどうしてもそれを追っちゃうので」とこちらもオートマチックさを排除した形か。「今はブレードの感覚が出せる、やさしさの味付けが入ったパターを使っていますが、本当はすぐにでも(ブレードに)戻したいんです」と本音も吐露した。

ドライバーとパターを入れ替えての終盤4試合。悲願の米ツアーへの切符をつかみ取ることができるか。

<中島啓太の14本>

最新のクラブセッティング

ドライバー:テーラーメイド Qi35 コア(10.5度)
シャフト:グラファイトデザイン TOUR AD FI(重さ70g台、硬さX)

スプーンとUTは継続使用

フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi35(3番HL 16.5度)
シャフト:グラファイトデザイン TOUR AD XC(重さ70g台、硬さTX)

ユーティリティ:テーラーメイドQi35 MAX(3番20度)
シャフト:グラファイトデザイン TOUR AD VF HYBRID(重さ105g、硬さX)

P7CBにプロトタイプシャフト

アイアン:テーラーメイド P7CB(4~9番)
シャフト:日本シャフト モーダスシステム3 プロトタイプ(硬さS)

MG5にスイッチしていた

ウェッジ:テーラーメイド MG5(46、52、56、60度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ウエートロック (X100)

パター:テーラーメイド スパイダーツアーV

ボール:テーラーメイド TP5(2024年)