【MLB】ドジャース2ー1フィリーズ(10月9日・日本時間10月10日/ロサンゼルス)    【映像】佐々木朗希に打者の…

【MLB】ドジャース2ー1フィリーズ(10月9日・日本時間10月10日/ロサンゼルス)    

【映像】佐々木朗希に打者の様子がおかしくなる

10月9日(日本時間10月10日)に行われたナショナル・リーグ・ディビジョンシリーズ4回戦、フィラデルフィア・フィリーズ対ロサンゼルス・ドジャースの一戦で、ドジャース・佐々木朗希が投じた“魔球”が話題となっている。

同点で迎えた9回表・フィリーズの攻撃1死走者なし。マウンド上には回跨ぎでの登板となった佐々木、打席には6番のJ.T.リアルミュートという場面で、その初球、佐々木が投じたのは139km/hのフォーク。これがストライクゾーンに入ると思いきや、手元で急速に落下し、内角低めのボールゾーンへと大きく沈む“謎の1球”であったことから、リアルミュートは出しかけたバットを慌てて止めにかかったものの止めきれず、スイングを取られてカウント0-1に。するとリアルミュートは、この1球がよほど衝撃的であったのか、驚きと不安と困惑が入り混じるかのような、表情を見せることとなった。

佐々木は、同じリリースポイントからストレートとフォークが同じ軌道のままで途中まで来るため、その見極めがかなり難しいが、それに加え、ナックルのような“微妙な揺れ”と、急速な落下も相まって、打者目線では判断が難しいボールとなっている。そのため、リアルミュートが見せた表情も理解できるものの、この佐々木の魔球と、リアルミュートのリアクションにファンからは「完璧な魔球」「そらビビる」「ドン引きやん」「軌道わからん」「重力無視やん」「パワーフォーク」「ピッチング忍者はドラゴンフォーク」「宇宙人かな」「打者からしたら絶望しかない」「ゾーン勝負がいい、逃げないピッチング良き」「リベラの再来」「守護神になって欲しい」といった様々な反響が巻き起こることに。

ちなみに、このリアルミュートを三振に切って取ったあと、佐々木は続く7番のマックス・ケプラーに対しても、カウント1-0からの2球目に真ん中低めいっぱいに決まる落差の大きな142km/hのフォークを投じ、空振りを奪っているが、この1球も特殊な1球であった。多くの打者にとって“未体験”となるであろう、低回転数のフォークと、それを自在に操る佐々木という存在が、WS連覇に向け、ドジャースにとっては実に大きなアドバンテージとなりそうな気配だ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


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