ブリュワーズはドジャースにとって手強い相手となりそうだ(C)Getty Images ドジャースとブリュワーズのリーグ優…

ブリュワーズはドジャースにとって手強い相手となりそうだ(C)Getty Images

 ドジャースとブリュワーズのリーグ優勝決定シリーズが現地時間10月13日に開幕する。

 米メディア『EssentiallySports』は、今回の対戦について「両チームとも素晴らしい実力を持っているが、大きな違いがある。ドジャースはショウヘイ・オオタニ、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンといったスター選手を擁し、史上最高額の選手層を誇っている」と、ドジャースの戦力について触れた。

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 「一方、全体的に見ると、ブリュワーズは格下(アンダードッグ)に見られている。彼らは、ビッグネームや高額な年俸ではなく、粘り強さを基盤に築かれたチームだ」とブリュワーズの特徴を説明した上で、「現時点では、ドジャースの方がこの対戦で優位に見えるかもしれないが、そうとは限らないかもしれない」と伝えている。

 同メディアは「MVPに輝き、数々の記録を塗り替えたショウヘイ・オオタニ、そしてアンディ・パヘスでさえ、打撃に苦しんでいる。そして、これはブリュワーズに優位性を与える大きな弱点となり得る」と、現状ドジャースの弱点になり得る部分に言及した。

 ブリュワーズの総年俸は1億2200万ドル(約186億円)で、ドジャースはその3倍の3億5000万ドル(約534億円)だが、「戦力外通告を受けた選手と無名選手を織り交ぜたチームは、戦略性、ブルペンとの相性、そして何よりも粘り強さを武器に、真の強さを誇る」と、“コスパ最強”であるブリュワーズの底力を評価した。

 記事では「確かに理論上はドジャースが圧倒できるだろう。しかし、7試合制となると、誰もが認める真実がある。それは、ミルウォーキーを油断してはならないということだ」と指摘した。

 レギュラーシーズンでは6戦全敗した相手だけに、ワールドシリーズ出場へ向け、ドジャースにとって手強い相手となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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