日本人で初めて、ニューヨークでのボクシング世界戦の舞台に立った近藤明広。
結果は大差の判定負け。37戦目、17年目にして掴んだチャンスをモノにすることはできなかった。
しかし「強くなってリングに戻ってくる」と、ここで諦めるつもりはない。

そんなボクシング界の苦労人である近藤明広は3年前からメンタルトレーニングを行なっている。
試合内容、倒し方を頭に焼き付けるのだ。
今回は残念ながらイメージ通りの試合展開とはならなかったが、世界戦1ヶ月前に行った事前インタビューを公開する。

 

ー相手を倒した時の状況を教えてもらうことはできますか?

そうですね、相手の得意の攻撃パターンはわかっていたから、それをしっかりガードすることができてて、自分の反撃にうまくつながって倒せたって感じです。

ー何ラウンドぐらいからそのパターンが出てきましたか?
そうですね6~8ラウンドぐらいですね。相手も疲れが見えてきましたから..逆に自分がノってきたから..。

ーそれはもともとイメージしていた通りですか?
そうですねまさにイメージ通りという感じですね。

ー試合を終えて見て勝因となった相手に勝ってたリソースはなんですか?
そうですね自分のジャブだと思います。それをチョコチョコ当てることで、相手を崩しにかかる、先手を取って、優勢になれる。

ー他には?
相手はもともとフィジカル、体幹のいい選手なので、それを補うウエイトトレーニングをしてきたんで、相手の得意な土俵でも負けない体づくりをしてきたのもでかいですね。

ーあとは?
相手の得意なことも把握していたので、それを封じれたってのもでかいですガードの固さにも自信があったので。

ーガードの固さ?
そうですね、そこで相手の得意なパンチを潰すことができたので

ー他には?
本当に今のまとめたイメージがしっかりできてて、イメージ通りできたので勝って嬉しいですけど、自信がありましたから。

以下はメンタルトレーニングです。(勝利するまでのイメージを強くするトレーニングです)
それでは今日から試合が終了するまでのイメージトレーニングです。

(近藤選手は3年間メンタルトレーニングをしているので、十分このやり方が身についてます)

それでは今試合まであと一か月あります。試合までの流れを体に感じながら、今から10日後に進みましょう。今身につけているもの、これから身につけて行くもの、そんなことをイメージしながら今からどんなことをして何を手に入れるのか、ゆっくり時の流れを感じながら進みましょう。その時(10日後)が来たらそれを振り返って教えてください。

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スパーリングをガンガン入れて、この10日で確信をつかむ感じです。スパーリングの内容もよく、調子も良く、コンディションも良く、いつ試合が来てもいいようにっていう状況ですね。

ーさらに10日後に進みましょう。どんな感じですか?

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もうここまで来たら、やることをやりきった、最高の練習をして、早く試合がしたいっていう気持ちですね。もう何も残す練習がないという感じです。

さあ、じゃあ念願の試合当日です。その日の朝から相手を倒すまで相手を倒し終わったら、教えてください。

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試合が終わりました、勝ちました。

ーそれではその状態を体にアンカリングしましょうか?もう両手あげてますねwああいいですね、その喜びを全身で味わってください。それではその日から数日後、日本に帰って来て記者会見、インタビューがあります。ということで、帰国後の記者会見を想像してください。まるで今そこにいるように想像してください。それではインタビューです。

ー先日のニューヨークバークレイズセンターで行われたセルペイ・リピネッツとのIBF世界スーパーライト級王座決定戦での勝利おめでとうございます。今、振り返ってどんな試合でしたか?
そうですね、もうイメージ通り(前述の事前インタヴューの内容を参照)戦えたっていう感じで、プラン通りイメージ通り相手も分析できてたんで、それがハマったっていう感じですね。

ー中盤の攻撃のたたみこみは見事でしたが、それは最初からイメージしてましたか?
そうですね、中盤倒すまで細かくイメージできて、プランもできてたのでそれ通りにでいったって感じですね。

ーここだと思った瞬間はどうでした?
そうですね、自分の練習していたフェイントでしっかりカウンターが当たって、それでもうちょっとでも当たったらチャンスだと思って連打で行こうと思ってたので、その時をチャンスを逃さなかったってことが大きいですね。

ー何か印象に残ったことはありますか?
そうですね とにかくイメージ通りにできたっていう印象しかなくって。もうそれで相手が倒れてたのも、自分がリングの上で喜んでいるのも、イメージできててので、本当にイメージ通りに行ったっていう感じですね。

ー勝利のポイントのようなものは?
今までの自分だったら、チャンスを、もしかしたら聞いてないんじゃないか、反撃が来るんじゃないかと躊躇することがあったんですけど、それも躊躇しなかったのはイメージでそういうチャンスが来るっていうのができてたんで、そこはまあ逃さずに行くってイメージの中でもできてたんで、その通りにイメージを信じて行けたことが大きかったです。

ーなるほど体が自然と?
そうですね、もうその通りに行ったという。

ー試合が終わって今後の展望のようなものはありますか?
そうですね、まず一番最初に初防衛があるんですけど。初防衛はしっかり、防衛してチャンピオンとしての義務を果たして。それ以降はどんどん強い選手とやって、敵地でもどこでもいいので、強いチャンピオンになっていきたいですね。

ー最終的な目標みたいなものはありますか?
そうですね、複数階級も考えているんで。しっかり防衛を重ねて、チャンスがあれば、上か下かで複数階級を狙えたらいいなと思ってます。

ーいつぐらいにそれができればいいですか?
強運も持ってますんで、運を引き寄せるイメージもできてますので、1~2年の間にどんどんそういうのが進んでいければいいなと思います。

ーまだお疲れのところだとは思いますが、今後の予定を教えてください。
このベルトを保持しつづたいというのがあるので、ここらが本番だと思っているので、休みたいっていうよりとにかく練習したいと思ってます。