【スーパーフォーミュラ】第9戦(決勝・10月11日/富士スピードウェイ)【映像】超一流もなす術なし!雨中の危険なクラッシ…

【スーパーフォーミュラ】第9戦(決勝・10月11日/富士スピードウェイ)

【映像】超一流もなす術なし!雨中の危険なクラッシュ

 土日連続開催となった日本最速を競うスーパーフォーミュラ。12日の第10戦は悪天候で中止となったが、前日の第9戦も予選・決勝通じて雨で難しいコンディションとなった。

 なかでも予選では、現在ランキング1位の坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)とチャンピオン争いを繰り広げる2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)が手痛いクラッシュを喫する一幕が話題となった。

 予選はフルウェットのコンディションで、Q1からQ2にかけて雨が強まり、コース上のあらゆる場所でハイドロプレーニングが起きるような状況だった。岩佐は、Q2でアタックに入ると100Rでリアが滑ってしまい、そのまま止まることなくタイヤバリアへ接触。本人は無事だったものの、マシンは大きく損傷してしまった。残りの予選時間が迫っていたこともあり、予選はそのまま赤旗終了となった。岩佐は、Q2でトップタイムを記録していたが、予選中に赤旗の原因を作ったということでグリッド降格となり、12番手スタートとなった。さらにクラッシュによってパワーユニットを交換したため、決勝は最後尾からのスタートとなってしまった。

 ABEMA解説で来季からスーパーフォーミュラにドライバーとして復帰する松下信治は「100Rのコーナーに行くところに川ができるんですよね、雨量によって。その川に乗って…岩佐選手最速だったんですけどね。何事もなければポールポジションだったんですけど。いや、ほんともったいない、残念。本人が一番悔しいと思いますけど」とコメントした。

 昨年チャンピオンを獲得している“日本一速い男”の坪井も「(岩佐選手が)クラッシュした場所としては、僕もかなりハイドロしてたので、状況的にはかなり危険な状況だったかなと思う」と、危ない思いをしながら走っていたという予選を振り返った。

 結局、決勝は2度の赤旗で終了、翌12日の第10戦も悪天候で中止となった大荒れの週末を象徴する場面となった。(ABEMA『スーパーフォーミュラ2025』/(C)JRP)