角田がキャリアの岐路に立っているのは確かだ(C)Getty Images レッドブルとの来季契約が未定となっており、シー…

角田がキャリアの岐路に立っているのは確かだ(C)Getty Images
レッドブルとの来季契約が未定となっており、シート喪失の危機も囁かれる角田裕毅。今季終了とともに、F1デビューから5シーズンを過ごしたレッドブルグループからの離脱となる可能性も浮上している。
もちろん、現所属のレッドブルや古巣のレーシングブルズの来季ラインナップにおいて、角田も候補の1人であることは間違いない。だが、それ以外のチームへの移籍を予想する声も報じられており、レッドブルグループ退団となれば、角田はF1キャリアでの岐路に立つこととなる。
すでに多くのチームがドライバーを決定している中で、かねてより角田の来季の移籍先候補として挙げられてきたのが、フランスのアルピーヌだ。ピエール・ガスリーが2028年まで契約延長したことが発表されているものの、もう1つのシートは現在も未決定のまま。ガスリーのかつてのチームメイトであることからも、各種メディアにより事ある毎に角田のアルピーヌ入りに関する議論が行われてきている。
英モータースポーツサイト『FormulaNerds』でも、10月11日にアルピーヌの来季レギュラードライバーを占うトピックを配信。同メディアも角田が加入した場合での影響力などに言及している。
現在もアルピーヌの一員であるフランコ・コラピントや、今季序盤でステアリングを握ったジャック・ドゥーハン、さらにリザーブドライバーのポール・アーロンらとともに、同メディアは角田も来季の候補であると主張。その上で、「ツノダの過去の活躍は、彼が持つスピードと能力を証明しているが、不安定なパフォーマンスは懸念材料」と指摘しながら、「もしアルピーヌが“リスク”を取ってツノダを迎え入れるなら、それは彼のキャリアにおける転機となるだろう」などと説明。
さらに、「ツノダにとっては新たな環境で、改めて自らの速さを証明するチャンスになる」と伝えるとともに、「ツノダの加入は、チームの戦闘力を即座に高める可能性もある。トップチームで培った経験があるため、適応期間も短く済むはずだ」として、双方にとってプラスの面もあると見込んでいる。
また、アルファタウリ時代の同僚、ガスリーと再びコンビを組む点についても、「この組み合わせは個性豊かで、ファンを惹きつける強力なデュオになり得るだろう」などと見解を示している。
同メディアは、他の若手候補ドライバーを上回る角田の経験を高く評価する。これまでのキャリアで積み上げてきたその経験を生かす環境が果たしてどのチームになるのか。もうしばらくは、角田の未来に関する話題に人々の関心が向けられることになりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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