読売ジャイアンツは12日、東京都調布市の調布基地跡地運動広場で行われた野球教室に参加し、都内の児童養護施設などを利用する…

読売ジャイアンツは12日、東京都調布市の調布基地跡地運動広場で行われた野球教室に参加し、都内の児童養護施設などを利用する約60人の子供たちに指導を行った。

本教室は東京善意銀行が企画した社会貢献活動で、巨人アカデミーの古屋敷康、和田恋、中濱瑞樹、外山涼介、大庭大輝の5コーチが指導を担当した。年齢や経験に応じた3グループ制で、「投げる」「捕る」「打つ」の基本練習に取り組み、最後には白熱したミニゲームも実施された。

この活動は今回で4回目の開催。野球未経験の子供も多く参加し、グラウンドのあちこちで笑顔と歓声が響いた。バスケットボール部所属の女子生徒は「去年より打球が遠くまで飛んでうれしかった。来年もまた参加したい」と話し、子供たちの成長と喜びが感じられた。

巨人は社会貢献活動「Ghands」の一環として、児童養護施設の子供たちを東京ドームに招待する「坂本勇人シート」を継続しており、今回は観戦経験のある12人も参加した。和田コーチは「野球に触れる機会の少ない子供たちに指導できて感動した。仲間を応援する姿が印象的だった」と語った。

巨人は今後も地域や児童福祉施設との連携を続け、スポーツを通じた子供たちの健全育成を支援していく方針だ。選手やコーチが直接関わる活動として、チームの社会貢献の輪がさらに広がっている。

 文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部