<令和7年度秋季近畿地区高等学校野球滋賀県大会:近江14-4彦根東>◇11日◇決勝◇マイネットスタジアム皇子山 18安打…
<令和7年度秋季近畿地区高等学校野球滋賀県大会:近江14-4彦根東>◇11日◇決勝◇マイネットスタジアム皇子山
18安打14得点と打線が爆発した近江が彦根東相手に大勝。2年ぶり15回目の優勝を果たし、1位での近畿大会出場を決めた。
最速148キロ右腕のエース・上田 健介投手(2年)が注目されているが、野手陣も非常に強力である。2点を追う3回裏には3番・杉浦 憂志朗内野手(1年)の逆転満塁本塁打などで8得点の猛攻。その後も攻撃の手を緩めず、同じ彦根市のライバル・彦根東を圧倒した。
今年4月から指揮を執る小森 博之監督も「3回の攻撃は見事でしたね」と絶賛。エンドランやバントヒットを織り交ぜながら7連打が飛び出し、一気に畳みかけた。
今年の近江は主将の杉本 将吾捕手(2年)や4番の箕浦 太士内野手(2年)、1番遊撃の吉田 大翼内野手(2年)など下級生から経験を積んできた選手が多い。試合を決める一発を放った杉浦も「後ろに良いバッターがたくさんいるので、後ろにつないでこの回に逆転できたらと思っていました」とチームへの信頼を語っていた。
小森監督が就任してから練習内容に大きな変化はないそうだが、5打数4安打2打点と大活躍だった吉田は「監督が『一球一球に魂を持ってプレーしろ』とよく言われるので、一球に対する集中力がついたと思います」と語る。近江の各打者はファーストストライクから積極的にスイングをかける姿が目立ち、好球必打をできていたことが大量得点につながった。
近江の強さは個々の技量だけでなく、勝負への姿勢からも伝わってくる。彦根東の神谷 恭伍主将(2年)は「これだけ点差が離れても近江高校さんは必死に戦っていました。一塁までヘッドスライディングをしたり、ピッチャーが最後まで投げ切って、そういうところを見習わなければいけないと思いました」と語っていた。
8回裏の打席で一塁にヘッドスライディングをした杉本は「点差関係なく、1点の大切さは十分にわかっているので、ツーアウトからでも点を取ろうという姿勢をしっかり最後までやろうと思いました」と話す。どんな展開になっても自分たちの野球は崩さない。精神的な強さも垣間見えた試合だった。
今大会は苦しい試合も多かったが、最終的には勝ち切る強さを発揮した近江。野手は近畿でもトップクラスの実力がある。調子の波がある上田がしっかりゲームメイクできれば、近畿大会でも勝ち進めるだろう。2年ぶりのセンバツ切符を掴むことはできるだろうか。