10月11日、J3リーグ第31節の2試合が行われ、栃木シティFCの41歳FWピーター・ウタカが鮮やかな“ヒール股抜き”…
10月11日、J3リーグ第31節の2試合が行われ、栃木シティFCの41歳FWピーター・ウタカが鮮やかな“ヒール股抜き”ゴールを決めた。
30試合を終えて勝点60(18勝6分け6敗)の2位に付けていた栃木シティが、本拠地に6位の奈良クラブを迎えた一戦。栃木シティは夏場以降に定着したバスケス・バイロン、田中パウロ淳一、そしてウタカの個性派強力3トップを中心に攻撃を仕掛け、前半39分にバスケス・バイロンのクロスに森俊貴が頭で合わせて先制すると、後半11分には田中のクロスにウタカが合わせて追加点を決める。そして圧巻だったのが、後半28分だった。
森からの縦パスをボックス内で受けたウタカが、相手DFを背負いながらフィジカル能力を生かしてボールをキープする。そしてゴールに背を向けた状態から、反転しながら右足ヒールでDFの股の間を抜く驚きのテクニックを披露。しなやかな動きで相手DFと入れ替わると、さらにそこから41歳とは思えない瞬発力を見せ、前に出てきたGKとカバーに入ったDFよりも先に右足でボールをプッシュ。この日自身2点目を鮮やかな個人技で奪い切った。
■「ウタカやば。41歳やで。超人やな」
この41歳ウタカの圧巻の個人技ゴールが生まれると、SNS上には「ウタカ、すごっ!うまっ!」「ウタちゃんめっちゃオシャレ」「自分で自分にヒールパスってなんなんコレ!?」「また抜きの裏街道…本当に40オーバーかよ!この人やべーな」「上手すぎたわ。」「ウタカやば。41歳やで。超人やな」などファンから脱帽の声が相次いで寄せられた。
この日の2得点で、ウタカは今季通算ゴール数を「7」とした。そして栃木シティは通算勝点を「63」とし、暫定ながらヴァンラーレ八戸と勝点で並び、得失点差で首位浮上を果たした。3位以下とは勝点差8で、残り7試合。まだまだ元気なウタカとともに、栃木シティの歓喜の瞬間が刻一刻と近づいてきている。