◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 2日目(11日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)米女…

理想のスイングを求めて

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 2日目(11日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)

米女子ツアーメンバーが多く参戦する華やかなフィールドで、「全米女子オープン」2勝を誇る笹生優花は静かに国内ツアー今季2戦目を終えた。今季の国内ラストゲームを通算11オーバー104位で終え、6月「アース・モンダミンカップ」に続く予選落ち。日米ツアー9試合連続で決勝ラウンドに進めない状況が続いている。

初日「75」で97位と出遅れると、2日目は1バーディ、7ボギー1ダブルボギーの「80」。国内ツアーでは、アマチュアで出場した2017年「伊藤園レディス」第2ラウンド以来の自己ワーストスコアに並んだ。

国内ホステス大会で予選落ちに終わっ笹生優花

2022年から所属契約を結ぶHonda(本田技研工業株式会社)特別協賛のホステス大会には3年連続4回目の出場で、初めての予選落ちにもなった。「予選通過したかったですけど、思うようにはいかないので」と無念をにじませる。改造に取り組み中のスイングについては「技術的に何かを変えていることはありません。もちろんいいショットを打ちたいですけど」と説明。脇目も振らず、一心にクラブを振り続けている。

長いトンネルから抜け出せない週が続く

今季は主戦場の米ツアーでも低迷が続き、17試合の出場で予選落ち12回、年間ポイントレースは130位に沈む。海外メジャー優勝者の資格により来季以降の出場権を確保しているとはいえ、早く完全復調への確かな道筋を見出したい。

今週から中国でスタートしたアジアシリーズ4試合はポイントランクで出場枠に届かず、11月13日開幕の「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」(フロリダ州ペリカンGC)へのエントリーを予定している。(静岡県裾野市/塚田達也)