◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 3日目(11日)◇横浜CC(神奈川)◇7315…

5バーディを重ねながら、トリプルボギーが響いて「69」

◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 3日目(11日)◇横浜CC(神奈川)◇7315yd(パー71)◇雨

丁寧に刻んできたリズムを一打で台無しにした。後半14番、オナーで放った 1Wショットが右サイドにカーブを描く。松山英樹の視線の先はブッシュの中へ。腰の高さまで伸びた草の密集地域での捜索は実らず、ロストボールの処置を強いられた。「ずっと右にミスをしていたので、良いスイングができればなと思っていたんですけど…」。暫定球は左に引っ張るミスが出て6オン1パットのトリプルボギー。大会2勝目が、遠のいた。

後半14番でトリプルボギー。1ホールが悔やまれる

朝の練習中に舞い始めた雨は、松山のスタート直前に強くなった。レインウェアを羽織り、グリーンのスピードにタッチを懸命に合わせながら、パー5の4番と6番で着実にバーディ。さらに9番でフェアウェイから打ち下ろしの2打目をピン手前2.5mにつけ、アウト9ホールで3つ目を奪った。

ショートゲームでしのいできたが…

時間の経過とともに雨粒は大きくなり、上位選手もスコアを伸ばしあぐねるコンディション。ティオフ時に10打あった首位との差はハーフターン時に7打まで詰まっていた。バックナインの入り口は難ホールが続く。松山は10番で40yd近いバンカーショットを右に滑るスピンでピン奥1.5mに止めてパーセーブ。さらに11番、12番も手前から寄せワンでしのぎ、327ydと距離の短い13番で待望のバーディ。悪夢のホールの直前までは、持ち前の粘り強さが光る内容だった。

14番は打ち直しの3打目も左に曲げた

3日間の平均スコア「4.41」と最高難度を誇る14番は、松山も試合前から難所と見ていたホール。右ドッグレッグの508ydは精度が極めて高いティショットを求められる。事前ラウンド中には、テレビ解説を務める丸山茂樹と頭を悩ませながら「距離を伸ばしてパー5にすると面白そう。(18ホールで)パー72にもできる」と、こぼすほど警戒していた。

5バーディを奪いながら「69」。やはりトリが、あの一打が悔やまれる。「あと1つ、2つ(バーディを)獲れれば、この天候なので、チャンスがある位置で終われるかなと思っていた。(14番の第1打で)いろんなことを考えながら打ってしまったところは残念」。28位から通算4アンダーの22位に浮上しても、残念ムードが周囲を包んだ。

22位で最終日へ

ホールアウト後も上空に残った雨雲は気にとめず、3日目も居残り練習に向かった。「全部がまだ調整できてない。バーディを獲れているところも、アイアンショットがなんとなく(ピンそばに)ついている感じ。自信を持って打てていない」というのが状態を表す本音だ。「苦しいですけど。あしたはそれを完全に一致させられるようにしたい」。確信を持った一打で横浜の日曜日を沸かせたい。(横浜市保土ヶ谷区/桂川洋一)

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