◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 2日目(11日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)◇…
◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 2日目(11日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)◇雨(観衆3653人)
首位タイから出た河本結が5バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算10アンダーの単独首位で最終日を迎える。8月「北海道 meijiカップ」以来のツアー4勝目を目指す。
昨年大会は優勝を遂げた佐藤心結と並んで首位で最終日を迎えるも、優勝に2打届かずに2位で終えていた。
雨に濡れた朝の練習グリーンで重さと荒れ具合が増したことを確認し、同じモデルでロフト角を0.5度寝かせたパター(3.5度→4度)に持ち替えたという。グリーン状況に合わせて「よくやっています」という河本の選択。ロフトを立てることで「(インパクト後に)ボールが浮いてくれたほうが、1バウンド目で跳ねてローリングしてくれる」と狙いを説明する。
その判断が「生きてくれた」という終盤2ホール。16番(パー3)ではグリーン手前のエッジから約10dyをパターで沈めるバーディで単独首位に抜け出すと、17番は3.5mのパーパットをねじ込みボギーを防いだ。6月「アース・モンダミンカップ」以来の最終日最終組から、「常にフラット」な気持ちで自身初の年間複数タイトルをつかみにいく。
1打差で追いかけるのはHonda(本田技研工業株式会社)契約のホステスプロで国内では3月「ダイキンオーキッドレディス」以来のツアー9勝目がかかる岩井千怜、24年「リコーカップ」以来の4勝目を狙う桑木志帆、プロ15年目でツアー初優勝を狙う福山恵梨の3人。首位から出た岩井は2バーディ、ボギーなしの「70」でプレー。桑木、福山はともに「68」で回って8位から浮上した。
通算8アンダー5位に米ツアーメンバーの古江彩佳、メルセデスランキング1位の佐久間朱莉。通算7アンダー7位に初日にエース達成したアマチュアの岩永杏奈、三ヶ島かな、吉田鈴が並んだ。
昨年覇者の佐藤は5バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算6アンダー10位。
28位から出た渋野日向子は1バーディ、4ボギーの「75」と落とし、今季国内ツアー初参戦の原英莉花らとともに通算イーブンパーの61位で予選落ちを喫した。
米ツアーメンバーでホステスプロの笹生優花も「80」と大たたきし、ブービーとなる通算11オーバーの104位で大会を去った。
<上位成績>
1/-10/河本結
2T/-9/桑木志帆、福山恵梨、岩井千怜
5T/-8/古江彩佳、佐久間朱莉
7T/-7/三ヶ島かな、吉田鈴、岩永杏奈(アマ)
10T/-6/佐藤心結、柏原明日架、金澤志奈、渡邉彩香、ペ・ソンウ、神谷そら、野澤真央