◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 2日目(10日)◇横浜CC(神奈川)◇7315…

元世界ランク1位のアダム・スコットもシード争いに巻き込まれている

◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 2日目(10日)◇横浜CC(神奈川)◇7315yd(パー71)

横浜CCに舞台を移してリニューアルされたアジア唯一のPGAツアートーナメントは、フェデックスカップ・フォール(秋季シリーズ)の一戦に位置付けられる。上位100人のうちすでに70人が確定している来季フルシード、101~125位の限定的な出場資格といった来季の出場権確保を目指す戦いとして、9月「プロコア選手権」から11月まで続く。

全7試合のうち、予選カットがないのはこの日本開催大会のみ。78人のフィールドは松山英樹コリン・モリカワザンダー・シャウフェレといった来季のシグニチャーイベント全試合の出場権を得ているトップ50からの12人も含まれる一方、サバイバルレースに臨んでいる選手たちは必死だ。

初日4位から2日目にオーバーパーで急降下

フェデックスカップポイントランキング83位の久常涼、135位の金谷拓実、201位の大西魁斗の日本勢と同じようにシビアなシード争いを演じている選手の中にはビッグネームもチラホラ…。ランク97位のアダム・スコット(オーストラリア)は強風が吹き荒れた初日を「68」と攻略しながら、穏やかなコンディションに恵まれた2日目に1オーバー「72」をたたいて失速。4位から通算2アンダー28位に急降下した。

2013年に「マスターズ」を制した元世界ランク1位も、今季は欧州ツアー2試合を含めた出場19試合で一度もトップ10入りがない。1打差2位から最終日に臨んだ6月のメジャー「全米オープン」も崩れて12位。ポイントランク97位とボーダーラインが背後に迫る。

元世界ランク5位のマックス・ホマはポイントランク99位

ツアー6勝、元世界ランク5位のマックス・ホマも追い込まれている一人。今季は5試合連続予選落ちを経験。7月「ジョンディアクラシック」で優勝争いに絡んで5位に入ったものの、ランク99位にいる。初日42位から、2日目の「67」でスコットと同じ2アンダー28位まで浮上。週末でさらにリーダーボードを駆け上がりたい。

タイガー・ウッズ以来となる20歳以下での複数回優勝を達成するなど通算3勝のトム・キム(韓国)もランク92位と油断ならない位置。5オーバー69位に沈み、このままではポイントレースでいっそうの後退を強いられる。(横浜市保土ヶ谷区/亀山泰宏)