◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 2日目(10日)◇横浜CC(神奈川)◇7315…
◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 2日目(10日)◇横浜CC(神奈川)◇7315yd(パー71)
比嘉一貴が日本開催のPGAツアーで自身初のハーフ8バーディ「28」をマークし、爆発力を見せつけた。「ハーフ『29』は2回くらいあるんですけど、『28』は初めて。日本で1年に一度だけの大事な試合で、人生で初めての経験ができたのはすごくラッキーだなと思います。楽しかったですね」と笑った。
1番の3m弱、2番の5mという出だし2連続バーディが記録的バーディラッシュの呼び水となった。「切れそうで切れないラインを、2つとも真ん中から決められた」。自分の打ちたいところに打てている感覚が続いていたパッティングは、ライン読みに自信が加われば必然的にさえ渡る。PWでチャンスメークした3番(パー3)、9Wで“ほぼ”2オンした4番(パー5)も獲ると、グリーン左へこぼした5番もチップイン。再び9Wを握ったセカンドがグリーン奥へわずかに外れた6番(パー5)も難なく獲って6連続バーディとした。
ラインにはしっかり乗っていたミドルパットが惜しくも届かなかった7番(パー3)が前半唯一のパー。それでも勢いを止めず、8番、9番といずれもウェッジショットで作ったチャンスレンジを決めきってみせた。
いわゆる“ゾーン”に入っている感覚はなかったという。「バーディを積み重ねても、意識して気負ったりすることもなく、同じような気持ちとリズムでプレーできた」。それは比嘉自身の目標設定ともリンクしているかもしれない。
日本ツアーと並行してアジアンツアーを戦い、特に来季LIVゴルフ出場権につながるインターナショナルシリーズのランキング1位が目下のターゲット。次週「日本オープン」を終えればフィリピン、香港、シンガポールと同シリーズの3連戦が控え、勝負どころを迎えている。
国をまたぐタフな連戦が続いていく中で日本開催のPGAツアー出場を決めたのは、東北福祉大の先輩・松山英樹とのやり取りも大きかったと明かす。「松山さんに『練習ラウンドお願いします』ってLINEしたんです」。開幕2日前に一緒に回ることを快諾してもらい、休む理由などなくなった。
しかし、聞いていたスタート時間に合わせてコースへ行こうとしたら、先輩はもうコースに出るという。「結局、回れなかったんですけどね」と笑いながら、同じフィールドで戦えることはやっぱりうれしい。
前半から一転してタフなインコースでは我慢の連続となったが、12番のボギー1個にとどめて「64」。10番は大きく左に曲げた1Wショットがブッシュの手前で止まる幸運を生かし、手前からチップインパーを拾った。セカンドがギリギリで池に落ちなかった11番も2mのパーパットを決めて耐え、最終18番も寄せワンで切り抜けた。
首位と6打差の通算6アンダー9位と日本勢最上位で迎える週末で、母国開催を盛り上げたい思いはもちろんある。「ずっと応援してもらえるよう、冷めたプレーはしないように」と誓った。(横浜市保土ヶ谷区/亀山泰宏)