サッカー日本サッカー代表は10月10日、国際親善試合でパラグアイ代表とパナソニックスタジアム吹田で対戦する(19時20…

サッカー日本サッカー代表は10月10日、国際親善試合でパラグアイ代表とパナソニックスタジアム吹田で対戦する(19時20分キックオフ予定)。2026年ワールドカップ出場国との貴重なテストマッチのスタメンを読み解きたい。
今シリーズは14日にブラジル代表との一戦も控えており、26名の招集メンバーを両試合で使い分ける形になる。森保一監督がよりフルメンバーを送り出すのはやはりブラジル戦になるはずで、このパラグアイ戦はテスト色がやや濃くなりそうだ。
まずGKは、一番手の鈴木彩艶(パルマ)はブラジル戦に回るはず。パラグアイ戦は二番手の大迫敬介(サンフレッチェ広島)に任せるか。E-1選手権で代表デビューした早川友基(鹿島アントラーズ)を海外組込みのチームで初めて抜擢する可能性もなくはない。
3バックは伊藤洋輝(バイエルン)、高井幸大(トッテナム)、町田浩樹(ホッフェンハイム)、冨安健洋(無所属)、そして板倉滉(アヤックス)が怪我やコンディション不良で選外に。そんな緊急事態で軸になりそうな渡辺剛(フェイエノールト)がブラジル戦に回るとなれば、中央で最終ラインを統率するのは大怪我を乗り越え約1年ぶりに代表復帰した谷口彰悟(シント=トロイデン)か。左はここ半年で出番が増えた瀬古歩夢(ル・アーヴル)、そして右はE-1選手権でアピールに成功した安藤智哉(アビスパ福岡)と予想した。左右は鈴木淳之介(コペンハーゲン)と橋岡大樹(スラヴィア・プラハ)の可能性も捨て切れない。
遠藤航(リヴァプール)と守田英正(スポルティング)の二枚看板をコンディション不良で欠くボランチは、鎌田大地(クリスタル・パレス)が今シリーズの軸になるのではないか。2試合連続のスタメンもありえる。抜群の守備力を誇る佐野海舟(マインツ)をより強度が必要なブラジル戦に向け温存すると想定すると、パラグアイ戦の相棒は藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)か。鎌田をシャドーに回すなら、田中碧(リーズ)が選択肢になる。
WBとシャドーには複数の選択肢

WBとシャドーは、前日練習を欠席した久保建英(レアル・ソシエダ)と前田大然(セルティック)のパラグアイ戦欠場が有力。基本はWBの堂安律(フランクフルト)、伊東純也(ヘンク)、中村敬斗(スタッド・ランス)の誰かを、シャドーに回す必要性に迫られている。右WBは伊東、シャドーは南野拓実(モナコ)と中村、左は相馬勇紀(FC町田ゼルビア)と予想したが、ボランチ起用とした鎌田はもちろん、9月のアメリカ戦で先発した望月ヘンリー海輝(町田ゼルビア)、初招集の斉藤光毅(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)を含めて配置のバリエーションが考えられる。指揮官はどんな手を打ってくるか。
CFは、エースの上田綺世(フェイエノールト)をやはりブラジル戦で起用するだろう。それゆえ小川航基(NECナイメヘン)と町野修斗(ボルシアMG)の争いになるが、スタメンはより代表実績が豊富な小川ではないか。
スタメンはもちろん積極的に使うはずの交代枠も含めて、はたして森保監督はパラグアイ戦でどんなメンバーを選ぶのか。注目される。
(ABEMA/サッカー日本代表)