【WWE】RAW(10月6日・日本時間7日/テキサス・ダラス)【映像】世界で波紋を呼んだ“あわや”の危険技 日本人女子レ…

【WWE】RAW(10月6日・日本時間7日/テキサス・ダラス)

【映像】世界で波紋を呼んだ“あわや”の危険技

 日本人女子レスラーが、リングの“カタい角”へ真っ逆さまに叩きつけられる衝撃の一撃を被弾。あまりに非情で危険すぎる技に会場は騒然。“あわや”の場面に「事故やん」「それはダメだろ」などファンの悲鳴があがった。さらにこのシーンをメディアが「危険シーン」として報道すると、SNSでも瞬く間にトレンド入りするなど波紋が広がった。

 イヨ・スカイ対カイリ・セインのシングルマッチが急遽決定。“カブキ・ウォリアーズ”(アスカ&カイリ)との決別によって、日本人同士の遺恨ストーリーが盛り上がるなか、日本時代以来となる8年ぶりの直接対決が実現した。リング下での攻防では、カイリが放った危険技に「ヒヤリ」とする場面もあり、ファンの間で論争を呼んだ。

 アスカの“ゴリ押しマッチメイク”で組まれたこの一戦は、序盤から緊張感あふれる展開に。イヨはカイリのセコンドであり抗争の元凶でもあるアスカに対して、開始直後にトペで奇襲を敢行。先週浴びせられた「毒霧」への”お返し“で試合をスタートさせた。その後、イヨとカイリは互いに手の内を知り尽くした者同士らしく、鋭い打撃戦と空中技を織り交ぜたハイレベルな攻防を展開した。

 そして問題のシーンが訪れる。場外戦でイヨがムーンサルトを決めて先制するも、アスカの“手を出さない介入”に気を取られた隙を突いてカイリが復活。体当たりから持ち上げ、”アラバマ・スラム”を炸裂させた。しかも狙いはエプロンのフレーム部分、いわゆる「硬いところ」。フルスイングで放たれた一撃に「バコッ」と物騒な音が響き渡り、イヨはグッタリとマットに崩れた。

 ABEMAの解説を務めた週刊プロレスの井上光記者は「エプロンの角に頭ぶつけませんでしたか、今?」と唖然。和解を望んでいたはずのカイリが見せた非情な一撃に「カイリ吹っ切れたんですか…あまりに非情ですよ」と驚きを隠せない様子だった。

 あわやの場面にファンも「事故やん」「それはダメだろ」「あかんヤツ」「今の後頭部エグい」と騒然。レフェリーが心配そうにイヨへ駆け寄る姿からも緊張が走った。スローリプレイでイヨがギリギリ両手で受け身を取っている様子が映し出されると、安心したファンから「イヨだから仕掛けられる技」「他のレスラーなら救急車だな」「両手でギリギリ受け身取ってるか」といった安堵、さらにイヨへの称賛のコメントが相次いだ。

 心配されたイヨだったが、大事には至らず試合を続行。その後、試合終盤にはアスカがレフェリーの死角を突いてリングに介入。カイリが足折り固めでイヨを押さえ込み、勝利をもぎ取った。週末に予定されるイヨ&リア・リプリー対カブキ・ウォリアーズの前哨戦に向け、幸先の良い流れをつかんだ形だ。

 なお、このエプロンでのアラバマ・スラム未遂事件はメディアが「危険シーン」として即座に報道。SNSでも瞬く間にトレンド入りした。「完璧な実行で最高! 荒々しく見えるのがレスリングの醍醐味」と評価する声や「信頼があるからこそできた」という擁護も。「危険すぎる」「怪我寸前」「見た目より安全が大事」「腕がクッションになって良かった」など、安全性を巡る意見も数多く飛び交った。(ABEMA/WWE『RAW』)