◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前(9日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)「いや…

開幕前日は午後から練習場で過ごした原英莉花

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前(9日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)

「いやあ、カメラ(カメラマン)が多い!」。開幕前日の午後1時ごろにコース入りした原英莉花は、待ち受けていたたくさんの報道陣に目を見開いた。主戦場とした米下部ツアー(エプソンツアー)の2025年シーズンが先週に閉幕し、休むことなく迎える国内ツアーの今季初戦。帰国から間もないタフな連戦ながら「ぜんぜん疲れていません」と表情は晴れやかだ。

今季は下部ツアーをフルシーズン戦い抜き、18試合の出場で1勝を含む9回のトップ10を記録。年間ポイントランキング5位に入り、上位カテゴリーでのレギュラーツアー昇格を決めた。2023年から連続で続いた予選会の失敗を経て、来季ようやく念願の舞台に立つ。

先週プレーした最終戦(米カリフォルニア州)から7日(火)夜に帰国し、そのまま師事する男子プロの尾崎将司の邸宅に報告へ赴いた。「“ほーん”みたいな感じ」と思いのほか淡泊な反応だったそうだが、原から求めたハグに応じてくれたことがうれしい。帰宅後は「絶対に食べたいと思っていた」という卵かけご飯を味わったという。

米ツアー昇格はもちろんのこと、プレー面でも収穫の多いシーズンだった。そのひとつが昨年より30ydは伸びたというドライバーの飛距離だ。2023年に腰の手術を受けた影響もあり「去年はキャリーで235ydぐらい」という低迷期からようやく脱出。今季の平均飛距離は257.35ydを記録し、海外選手が多くを占めるメンバー中17位だった。腰の回復に加えて「クラブの面や、トレーニングをハードに入れてきたこともあるかもしれない。いろいろ相まって、だと思う」と説明する。

国内ツアーは昨年11月の最終戦「ツアー選手権リコーカップ」以来の出場。原は1月に今季の単年シード権を放棄しており、出場は年間8試合までの主催者推薦に限られる。今週の目標は「やっぱり優勝」と即答。過酷な環境に身を投じ、心身ともにたくましさを増した姿を日本のギャラリーに披露する。(静岡県裾野市/塚田達也)