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 シカゴ・ブルズの公式Xが10月9日(現地時間8日)、ノア・エセンゲと河村勇輝が出演するグルメ企画動画をポストした。舞台は、シカゴを代表するミシュラン三つ星レストラン「アリーニア」。食文化をテーマに2人が交流する姿が映し出され、公開から数時間で4万件を超える“いいね”が寄せられるなど、SNS上で大きな反響を呼んでいる。

 エセンゲはフランスのオルレアン出身の18歳。208センチの長身フォワードで、17歳のときにフランス代表に初招集され、2025年のユーロバスケット予選にも出場している。国内の育成チームからキャリアをスタートさせ、ドイツのラティオファーム・ウルムを経て、2025年のNBAドラフト1巡目12位でブルズに指名された。将来を嘱望される若手。

 普段の試合映像とは異なり、チームメート同士が日常をともに過ごす姿を伝える内容で、河村とエセンゲの素顔が垣間見える。テーブルを並んで座る2人は、世界の料理やシカゴのグルメ文化を話題にしながら、終始リラックスした表情を見せた。サマーキャンプ中には国際的なスナックを試す企画でも共演しており、今回もまた息の合ったやり取りが見られた。

 冒頭、エセンゲが「フランス料理が世界一だ」と笑顔で主張すると、河村は間髪入れず「いや、日本食のほうがいい」と反論。互いの出身国の誇りをのせた“食のバトル”が軽妙に繰り広げられ、見ている者の頬も自然と緩むやり取りとなった。

 2人が訪れた「アリーニア」は、科学的な調理法を取り入れた前衛的な料理で知られるレストラン。映像では、蒸留されたエッセンスで作られた“シカゴドッグ”や、青リンゴ風味の“食べられる風船”など、革新的なメニューが次々と登場する。初めて目にする料理に驚きの声を上げながらも、河村は「これはアートです。食べ物ですけど、アートです」と感想を述べ、料理と芸術が融合した体験に笑顔を見せた。

 食事の途中、河村は「アメリカに来てから、まだアメリカンフードを食べていない。シカゴピザを試してみたい」と語り、現地生活の一端を明かした。一方のエセンゲは「ギブソンズのステーキや、ビアトリクスの朝食を楽しんだ」とお気に入りの店を紹介。フランス出身のエセンゲと日本出身の河村、それぞれの食文化の違いを感じさせるやり取りが続いた。また、河村は冗談を交えながらテンポよく受け答える姿も映し出され、それを見たファンからは、英語でのやり取りや表情の豊かさに注目する声も上がっている。

 ブルズ公式は、選手の人柄や日常を伝えるコンテンツを定期的に発信しており、今回の映像もその一環。プレーでは見られない河村の自然体な表情や、英語でのやり取りを通して見える成長が印象的な内容となった。コート上では冷静沈着な司令塔として存在感を放つ河村だが、カメラの前では等身大の青年として笑う姿がある。ブルズが届けたこの映像は、彼の挑戦の日々と、新たな環境での確かなステップアップを象徴するものとなっている。

【動画】サマーキャンプに続いて、今度は三ツ星レストランでグルメ日仏対決!?