サッカーJ3・松本山雅は8日、本拠のサンプロアルウィン(長野県松本市)で12日に予定されていたリーグ戦の宮崎戦を中止す…

 サッカーJ3・松本山雅は8日、本拠のサンプロアルウィン(長野県松本市)で12日に予定されていたリーグ戦の宮崎戦を中止すると発表した。観客席の上にあった鉄骨部材が落下し、スタジアムが使えなくなっており、「施設の安全性を調査中のため」としている。

 松本のホームのリーグ戦は今季、宮崎戦以外に3試合が残されている。松本は「スタジアムの利用再開の見通しが不透明」として、3試合分のチケット販売についても一時的に取りやめ、「販売方法が決まり次第、改めて案内する」としている。

 2001年に開業したサンプロアルウィンは県が所有している。県松本建設事務所によると、2日午後4時ごろ、バックスタンド側にある照明を支える台で、2本の支柱の間に渡された鉄骨部材の片側が落ちているのを、座席の改修工事をしていた工事関係者が見つけた。下にあった7座席が壊れたが、人的な被害はなかった。照明を支える台は計4基あり、いずれも同様の構造をしているという。

■2月の点検で異常見つからず

 落下した鉄骨部材は長さ11メートル、直径22センチ、重さ500キロ。両端は支柱にボルトで留められていたが、片側の部分が破断し、約5メートル下の観客席に落ちたという。

 落下の原因や施設の安全性について、専門家による調査が進められているが、利用再開の時期は決まっていない。県松本建設事務所が年に1回、目視で点検し、今年2月の点検で異常は見つからなかったという。

 松本は「人的被害がなかったことに安堵(あんど)している」とし、「現状は他会場での代替開催が困難なため、サンプロアルウィンでの開催を軸に、今後の対応を進めていく」とコメントしている。(小山裕一)