日本代表にイングランドとの親善試合の可能性が浮上した(C)Getty Images 来年6月に行われる北中米ワールドカッ…

日本代表にイングランドとの親善試合の可能性が浮上した(C)Getty Images

 来年6月に行われる北中米ワールドカップ(W杯)を前に、日本代表の強化試合として新たな対戦カードが浮上した。英紙『Guardian』が現地時間10月7日、公式サイト上において、イングランド代表が来年3月、ウェンブリーでの日本とのテストマッチ開催を検討していると報じた。

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 同メディアによると、現在、W杯欧州予選を戦っているイングランドが本大会出場決定後、正式に強化試合の計画を立てるとしており、日本の他、ウルグアイ代表も候補だという。「3月のインターナショナルブレークに向けた対戦相手を巡る話し合いはすでに行われているが、イングランドサッカー協会(FA)はまだ最終決定を下していない」と説きながら、同メディアは、「12月の組み合わせ抽選の結果を見てから確定させる可能性もある」とも見通している。

 イングランドがW杯に向け、欧州以外の国との試合を望んでおり、「ウルグアイと日本という、いずれもW杯出場を決めている国を相手に、ウェンブリーで親善試合を開催する可能性は非常に高いとみられている」と同メディアは指摘。さらに、今年1月からトーマス・トゥヘル体制となったイングランドが、これまで欧州勢との対戦が殆どであるとして、「W杯前に異なるスタイルの相手と戦う必要性があると考えられている。6月にはアフリカ勢のセネガルと親善試合を行い、敗れている」と説明する。

 来年3月に“聖地”ウェンブリーでのイングランド戦実現となれば、日本にとっても強化試合として申し分のないカードであることは間違いない。年内はホームでのゲームが続く中、ワールドカップイヤーに入り欧州を舞台としたテストマッチを経験することで、チームの調整面においてさまざまな好影響を受けられるはずだ。

 また、今回の『Guardian』のトピックで紹介されているイングランド代表チームのW杯へ向けた構想は、日本、ウルグアイとの試合プランだけではない。開催国の気候対策についても言及されており、イングランドが、「6月初旬にマイアミへ渡り、現地で2試合の親善試合を行う見通し」などとも綴られている。

 本大会までの残り時間が刻々と過ぎていく中、今回伝えられた日本の強化試合の行方はもちろん、各国のW杯への動きについても、引き続き大きな関心が寄せられていくことになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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