地区シリーズで活躍できていないターナー。他の主軸も同様だ(C)Getty Images ドジャースとの地区シリーズに2連…

地区シリーズで活躍できていないターナー。他の主軸も同様だ(C)Getty Images
ドジャースとの地区シリーズに2連敗を喫し、崖っぷちに追い込まれたフィリーズだが、まだ勝機はあるのだろうか。
米メディア『ClutchPoints』は「フィリーズがドジャースとの地区シリーズで巻き返すためにすべきこと」と題した記事を掲載。「歴史的に、地区シリーズで2勝0敗のリードを奪ったチームは、90シリーズ中80シリーズ(88.9%)で勝利している」と、逆転での突破は極めて厳しい状況であると伝えている。
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「ドジャー・スタジアムでの第3戦が迫る中、フィリーズが敗退を回避し、逆転劇を繰り広げるためには何をすべきか」と投げかけ、その1つとして主軸3人の復調を挙げた。
「フィリーズの優勝の望みは、トレー・ターナー、カイル・シュワバー、ブライス・ハーパーの3人に託されている。総額7億900万ドルの契約を結んでいる3人の選手が、最も重要な局面で完全に冷え込んでいる。2試合を終えた時点で、この3人は21打数2安打、11三振で、打率.095という低迷ぶりだ」と紹介した。
ナ・リーグ最多の56本塁打と132打点を記録したシュワバーは、今シリーズではまだ無安打。ターナーはわずか1安打で、ハーパーは打率.143、3三振という結果だ。この3人が目覚めなければ、打線の活発化は望めないだろう。
同メディアは、「第3戦に向けて、これらの選手たちはドジャースのエース、ヨシノブ・ヤマモトに対して、アプローチをシンプルにする必要がある。本塁打を狙うのではなく、質の高い打席をこなし、出塁し、そして持ち前の能力を信じることに重点を置くべきだ」と主張した。
2つ目はブルペン陣の問題だ。第1戦は先発のクリストフェル・サンチェス、第2戦はヘスス・ルサルドが先発して好投したが「ブルペンがリードを守りきれないせいで、ミネソタから獲得したクローザーのジョアン・デュランは、セーブ機会で登板できていない」と指摘。フィリーズにとっては、守護神のデュランをセーブシチュエーションでマウンドに送りたいところだ。
3つ目は、得点圏での打撃だ。「フィリーズは、ここぞという時のバッティングに関して、自滅しているといえる。最初の2試合で、彼らは得点圏にランナーを置いた場面で14打数3安打に終わっている。彼らは何度も満塁にしたり、絶好の得点機を作ったりしながらも、試合の流れを変えるような重要な1本が出ず、得点できなかった」ことに言及。試合を優位に進める一打を期待していた。
果たしてフィリーズは、逆転でドジャースを打ち破ることができるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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