今季最下位のロッテは荻野 貴司外野手(郡山)の退団を発表した。 09年、トヨタ自動車時代の荻野は社会人を代表する俊足野手…
今季最下位のロッテは荻野 貴司外野手(郡山)の退団を発表した。
09年、トヨタ自動車時代の荻野は社会人を代表する俊足野手として評価され、同年のドラフトでは1位指名でロッテに入団した。1年目から46試合で打率.326、1本塁打、15打点、25盗塁と衝撃的なデビューを飾ったが、右ひざの故障で戦線離脱。高いミート力、抜群の俊足、盗塁技術を披露しながらも、故障の影響で規定打席到達ができなかった。
プロ10年目の19年には、125試合出場で、10本塁打、46打点、28盗塁の活躍。初の規定打席に到達し、そして21年には初の全143試合出場を果たし、169安打、24盗塁を記録し、最多安打、最多盗塁を記録した。
しかし出場機会は減り、今年は一軍未出場に終わった。それでも通算1143安打、260盗塁を記録した実績は偉大。今季は二軍34試合で打率.317をマークしていた。
球団の発表によると「本人とはコーチ就任の打診を行うなど、話し合いを行ってきましたが現役続行の意向が強いことから、本人の意思を尊重し退団する運びになりました」とコーチ就任による引退を固辞し、現役続行を目指し、他球団からの契約を狙う。