米野球専門誌が選んだジャッジのMVPを巡って、大谷も巻き込んだ議論が巻き起こった(C)Getty Images 大谷翔平…

米野球専門誌が選んだジャッジのMVPを巡って、大谷も巻き込んだ議論が巻き起こった(C)Getty Images
大谷翔平(ドジャース)の“タイトル争い”の行方が話題となった。
現地時間10月6日、米老舗野球専門誌『Baseball America』は、今季のメジャーリーグ全体における年間最優秀選手賞を発表。昨季に続いてヤンキースのアーロン・ジャッジがキャリア3度目の受賞となった。
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今季のジャッジは怪我で離脱する期間もあったが、図抜けた打撃成績をマーク。打率.331で初の首位打者に輝いたほか、53本塁打、114打点、OPS1.145と軒並みハイアベレージを叩き出し、史上5人目となる打率、出塁率(.457)、長打率(.688)での“リーグ3冠”も達成した。近年のMLBにおけるMVP投票において重要な指標となる『WAR』も9.7と両リーグトップの数値を残している。
衰え知らずで1年を戦い抜いたジャッジの“総合力”を評価した『Baseball America』は、「同賞に選出された歴代の強打者たちは左打者が右打者を上回る傾向が生まれている。その中にあってジャッジは例外だ」と強調。「パワーと打撃技術を兼ね備えた、現代野球を象徴する“右の怪物”」と絶賛した。
もっとも、ジャッジの2年連続受賞には異論も噴出している。投打二刀流を再始動させた大谷が選ばれなかった事実に、疑問を覚える読者も少ないようだ。
今季の大谷は、キャリアハイの55本塁打をマークしただけでなく、メジャー断トツの146得点を記録。MLBで「公式記録」として掲載されているスタッツでは、得点、長打率(.622)、OPS(1.014)、長打(89)、塁打(380)、敬遠(20)、ISO(.340)の7部門でリーグトップの数字を叩き出した。
驚異の“7冠”だけではない。今季は6月から投手としても実戦復帰。投球制限をかけながらも計14試合に先発登板。1勝(1敗)、防御率2.87、奪三振率11.87を記録している。
まさに投打で違いを生んだ大谷。それでも「右の怪物」と評されたジャッジには及ばなかった。この結果を受け、ネット上では読者が異論を投げかける。同誌のX投稿には「ジャッジがMVPにふさわしい強力な要素を持っていることには同意するが、過去に彼が残した成績が考慮されるべきではない」「今年はローリーやオオタニだろう」「彼の守備力はゴールドグラブなのか」「バッターとしてはふさわしい。でも、総合的な選手としてはそうじゃない」といったコメントが寄せられている。
今月3日に発表された米野球専門誌『Baseball Digest』の年間最優秀選手賞でも、3位となっていた大谷。しかし、そうした“MVP”を巡る議論の中に当たり前のように食い込んでくる事実こそが、彼の異能ぶりを示していると言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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