21年の高校生投手は才能豊かな投手が非常に多かったが、その中でもBIG3と呼ばれたのが風間 球打投手(明桜)、森木 大智…
21年の高校生投手は才能豊かな投手が非常に多かったが、その中でもBIG3と呼ばれたのが風間 球打投手(明桜)、森木 大智投手(高知)、小園 健太投手(市和歌山)だ。
風間は最速157キロとフォークで圧倒するパワーピッチャー、森木は最速154キロの速球、切れのあるスライダーなどで総合力で勝負する本格派右腕、小園は最速152キロの速球だが、カットボール、ツーシームなどでテクニカルな投手だった。
風間はソフトバンク1位、森木は阪神1位、小園はDeNA1位とそれぞれドラフト1位で指名され、将来のエース候補として期待された。
ただ3人ともプロ入り後は苦しい生活となり、風間は三軍でも満足行く投球ができず、森木は1年目こそ一軍登板したものの、制球難で、ともに育成落ち。球威不足の小園は3年目の時点で、年俸1320万円で、入団から3年間で年俸はほぼ半減となる690万円まで落ち込んだ。
4年目になっても風間、森木の状況は改善が見えなかった。風間は非公式戦では12試合で防御率4.61、森木は14試合で14.1回を投げ、18四球、防御率13.81。与四球率11.30に終わった。
一方、小園は今年は一軍初勝利を挙げた。小園は二軍で84回を投げ、防御率2.25と来季に期待をもたせる成績だった。
4年前とは考えられなかった事態だが、改めてプロの厳しさを痛感する。それでも風間、森木はまだ22歳。復活する道は残っている。