ポストシーズンでも存在感を示す大谷と山本。佐々木も守護神として奮闘している(C)Getty Images ポストシーズン…

ポストシーズンでも存在感を示す大谷と山本。佐々木も守護神として奮闘している(C)Getty Images
ポストシーズンで“二刀流デビュー”を飾った大谷翔平を擁するドジャースは、地区シリーズ初戦でフィリーズに先勝し、また一歩、連覇へと近づいた。敵地でのゲーム、大谷がフィリーズ打線を3得点に抑え、5-3での勝利に貢献。さらに、佐々木朗希がクローザーとしての役割も果たすなど、日本人選手のマウンド上での躍動が輝きを放っている。
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大谷はフィリーズとの初戦、打席ではノーヒットだったものの、投手では6イニングを投げ3失点とクオリティスタートを達成。7回表にチームが逆転し、大谷はポストシーズン初白星も手にしている。また、佐々木も最終回に登板し、2点差を守り抜き、自身キャリア初のセーブを記録。両日本人投手が重要なシリーズ初戦で勝利をもたらす活躍をみせた。
そして、本拠地で行われる3戦目での先発予定は山本由伸。レッズとのワイルドカードシリーズ2戦目で113球の力投を繰り広げた右腕には、フィリーズとのゲームでもエースとしてのピッチングが期待されている。
今季のポストシーズン、大谷、山本、佐々木の3人は、ドジャース投手陣の屋台骨を支える存在であることは間違いない。この日本人3投手の貢献度は誰もが認めるところであり、海外メディアからもそれぞれのパフォーマンスに視線が注がれている。
韓国メディア『OSEN』が10月6日、ドジャース日本人3選手を特集。その中で同メディアは、今回のポストシーズンを振り返り、「二刀流の大谷翔平を筆頭に、先発ローテのエース・山本由伸、そしてチームの弱点だったブルペンを支える佐々木朗希。この日本人トリオの存在感は際立っている」と大舞台での貢献度を評している。
また、「日本人選手を中心にドジャースは連覇を狙っている」と論じるとともに、「韓国野球にとってはあまりにも羨ましい光景だ」などと主張。続けて、「今季メジャーでプレーした韓国人選手は、イ・ジョンフ(ジャイアンツ)、キム・ハソン(ブレーブス)、キム・ヘソン(ドジャース)、ペ・ジファン(パイレーツ)の4人、いずれも野手だった。投手は一人もいない」と説明する。
加えて、ドジャース以外の球団に所属する日本人投手の活躍にも触れながら、「日本の投手層は、韓国とは次元の違うレベルにある。現時点でメジャー挑戦が見込まれる韓国人投手も見当たらず、日韓の投手力の差はさらに広がっているように感じられる」として、アジア両野球界についての印象も綴っている。
大谷、山本、佐々木と、まさに日本人3選手が連覇へ向かうドジャースの原動力となりつつある。海外メディアも高い関心を寄せるサムライたちの世界一への戦いは、これからさらに盛り上がりをみせるはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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