(5日、第78回秋季関東地区高校野球茨城県大会準決勝、常磐大3―7下妻二) 「おれが主人公だ」 同点で迎えた六回裏。2…

 (5日、第78回秋季関東地区高校野球茨城県大会準決勝、常磐大3―7下妻二)

 「おれが主人公だ」

 同点で迎えた六回裏。2死満塁の好機に打席が回り、下妻二の主将・木村空我(くうが)(2年)の気持ちは高ぶっていた。

 3球目。狙っていた低めの変化球を振りぬくと、芯を外したが、センター前に球は落ちた。「気持ちでもっていった」。勝ち越しの2点適時打となった。

 試合や練習前にグラウンド周辺のゴミ拾いを欠かさない。「ゴミ拾いの神様が、ちゃんと見てくれていたのかも」と笑った。

 入部当初から指導陣に「将来の主将」と言われ、今夏の茨城大会ではゲームキャプテンを任された。しかし、3回戦敗退。でも、夏の先発メンバーの多くが今のチームに残った。自分たちで決めた目標が「関東大会出場」だった。

 練習時間の7割をノックなど守備練習にあてる。「守備はどこにも負けない」。チームをまとめてきた自負がある。

 決勝の相手は、直近の公式戦で敗れている下妻一だ。「借りを返す」。今からワクワクがとまらない。(後藤隆之)