第78回秋季四国地区高校野球大会高知県予選(県高校野球連盟主催)は5日、高知市の県立春野球場で決勝と3位決定戦があった…
第78回秋季四国地区高校野球大会高知県予選(県高校野球連盟主催)は5日、高知市の県立春野球場で決勝と3位決定戦があった。決勝は、明徳義塾が犠打を絡めた手堅い攻撃で土佐を4―2で下し、2年連続24回目の優勝を決めた。3位決定戦では高知商が高知中央を3―1で破った。上位3校が18日から愛媛県で始まる四国大会に出場する。
明徳義塾の1年生左腕・松下泰誠選手は、5回コールド勝ちした前日の準決勝に続き、決勝でも先発のマウンドに立った。九回に制球の乱れから2点を失ったが、土佐打線を5安打に抑えて完投。「スライダーが抜け、まっすぐも走っていなかった。我慢の投球だった」と振り返った。
高知市内の小学校を卒業し、明徳義塾中から高校に。新チームでエースナンバーの「1」を背負うが、「背番号1はたまたまもらえただけ。まだまだ足りないところはたくさんある」。2週間後の四国大会までに新しい変化球を身につけ、「さらに一段階成長したい」と意気込んだ。
馬淵史郎監督は「松下は、きょう完投できたことでずいぶん自信がついたのではないか。投球はバラバラだったが、あえて最後まで行かせた」と話した。(大西史晃)