秋季近畿地区高校野球県大会(県高校野球連盟主催、朝日新聞社後援)の準決勝が5日、大津市のマイネットスタジアム皇子山であ…

 秋季近畿地区高校野球県大会(県高校野球連盟主催、朝日新聞社後援)の準決勝が5日、大津市のマイネットスタジアム皇子山であった。彦根東が、近江兄弟社に延長十回タイブレークの末に3―2でサヨナラ勝ちし、17年ぶり11回目の決勝進出と、8年ぶり15回目の近畿大会出場を決めた。

 彦根東は八回、太田歩利選手(2年)と熊川湊大選手(2年)の連続二塁打で同点に追いつき、延長十回は、4番の高田裕也選手(2年)が適時打を放った。

 高田選手は「滋賀県で1位になって近畿大会に行きたい」。2番手で力投した春田晃一郎投手(2年)は「挑戦者として臨みたい」と決勝を見据えた。

 近江兄弟社は、エースの国友大輝投手(2年)が緩い変化球を織り交ぜて力投したが、攻守のミスが痛かった。3位決定戦に勝てば、県大会上位3校が出場する近畿大会に進める。国友投手は「甘い球を投げないように気をつけたい」と話した。

 準決勝のもう1試合、滋賀学園―近江は、雨天のため6日午後5時からに順延になった。決勝と3位決定戦は11日の予定。(仲程雄平)