秋季広島県高校野球大会(県高野連主催、朝日新聞広島総局など後援)は5日、鶴岡一人記念球場(広島県呉市)で準決勝2試合が…

 秋季広島県高校野球大会(県高野連主催、朝日新聞広島総局など後援)は5日、鶴岡一人記念球場(広島県呉市)で準決勝2試合があった。広陵が山陽を完封し、崇徳が広島商を延長逆転サヨナラ勝ちして決勝に進んだ。決勝は11日午後0時半から、3位決定戦は同日午前10時から同球場である。上位3校は24日から山口県で開かれる中国大会に出場する。(相川智)

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 2年生主体のチームを、勢いに乗る1年生が引っ張った。山陽の1番に座る田上晴之介(せいのすけ)外野手(1年)。今大会3度目の3安打猛打賞と気を吐いた。

 まずは一回、試合開始直後の初球を中前にはじき返した。三回は右前へ、八回は詰まりながらも中前へ。「自分が消極的になると、2番以降も手が出なくなる」。ストライクの見逃しは一つもなし。積極的な打撃でチームを鼓舞した。

 広陵との対戦を前に、速球に打ち負けないことを意識した。この日の3安打はすべて直球で「いいイメージで打てた」と振り返る。

 だが後が続かず、チームは散発7安打で完封負け。田上選手も一回、捕手の牽制(けんせい)でアウト。五回の好機は三ゴロに倒れた。

 「ミスしても、先輩が気にして声をかけてくれて、ありがたい。チャンスで打てなかったのが悔しい。次は絶対勝って中国大会へ行きたい」。3位決定戦に向けて、気を引き締めた。(相川智)