遠藤の投入は実らなかった(C)Getty Images 昨季王者が緊急事態に直面している。 リバプールは現地時間10月4…

遠藤の投入は実らなかった(C)Getty Images
昨季王者が緊急事態に直面している。
リバプールは現地時間10月4日、プレミアリーグ第7節でチェルシーと敵地で対戦。試合終了直前の失点により1-2で敗れ、これで公式戦3連敗となった。シーズン序盤ながらも不甲斐ない結果が続いていることで、就任2年目のアルネ・スロット監督への批判の声は高まるばかりだ。
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第6節のクリスタルパレス戦を1-2で落とし今季初黒星を喫したリバプールは、その後行われたチャンピオンズリーグ(CL)フェーズ第2節ガラタサライ戦も1-0で敗戦。アウェー連戦での厳しい結果が続く中、このチェルシーとの一戦も悪夢のような結末が待っていた。1-1で迎えた後半アディショナルタイム、96分にチェルシーの18歳、FWエステバンにゴールを奪われ敗れている。
このゲームでは前半に失点し、後半の早い段階でコーディ・ガクボのゴールにより同点。そこから追加点が奪えないまま試合が進み、87分に遠藤航を投入し、勝ち点1獲得を狙ったとも思われる選手交代を行うも、最後で決勝点を許す形となった。
黒星が記録されたこの3試合、いずれも先制点を許すなど、悪い流れから抜け出せないリバプール。現地では、当然の様に指揮官の手腕が問題視されている。
英メディア『FOOTBALL INSIDER』ではチェルシー戦の選手起用を考察するトピックを配信。その中では、スタメン出場したMFアレクシス・マクアリスターについて、「ケガの影響でコンディションが万全ではなく、この日のチェルシー戦でも本来の姿からは程遠かった」と指摘。さらに、「先発すべきではなかったし、チームが得点を必要としていた状況で86分までプレーさせるべきでもなかった」と訴える。
スロット監督は、そのマクアリスターに代わり遠藤をピッチに送っている。だが、この采配にも同メディアは、「エンドウ投入は明らかに誤りだった」と断言。その上で、「オープンな展開になりつつある中で、監督は勝利を狙いに行くべきだった。だが、この交代は明らかに守備的で、勝点3を奪いに行く姿勢を欠いていた」と苦言を並べた。
専門サイト『THIS IS ANFIELD』でも、3連敗という現状を受け、「リバプールは、昨季チャンピオンチームを支えたあらゆる要素を自ら手放してしまったように見える」と評している他、以下のような見解を綴っている。
「ピッチ上での選手たちの試合運び、そしてベンチからのスロットの采配が、またしても勝ち点を落とす決定的な要因となった。代表ウィークに入るこのタイミングで、スロット監督は多くの課題と向き合わねばならない」
リーグ戦再開は2週間後。この期間でどれだけチーム状態を立て直せるか。シーズン序盤、王者にははやくもシビアな現実が突き付けられている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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