ポストシーズン初登板初先発で勝利投手となった大谷翔平(C)Getty Images ドジャースが現地時間10月4日、フィ…

ポストシーズン初登板初先発で勝利投手となった大谷翔平(C)Getty Images

 ドジャースが現地時間10月4日、フィリーズとの地区シリーズ第1戦に5-3で先勝した。1点を追う7回二死一、二塁からテオスカー・ヘルナンデスが逆転3ラン。ポストシーズン初登板初先発で6回3失点と粘った大谷翔平が勝利投手となった。

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 大谷は2回に3失点したが、今季最長タイの6イニングを投げ、毎回の9三振を奪った。ドジャース専門のニュース&分析サイトの『True Blue LA』は、「大谷翔平とドジャース先発陣のポストシーズン連続快投記録」と題した記事を掲載。スターターの充実ぶりを伝えた。

 レッズとのワイルドカードシリーズ初戦先発のブレーク・スネルが7回2失点9奪三振、同2戦目先発の山本由伸が6回2/3を2失点9奪三振。大谷も2人に続き、記事では「3試合連続で先発投手が9奪三振以上を記録したのは、ドジャースのポストシーズン通算295試合の歴史で初めてのことだ」と紹介した。これまで3戦連続の球団最多は、2020年の8奪三振以上だという。

 また、スネル、山本、大谷はいずれもクオリティ・スタート(6回以上を自責3以内)を達成。ポストシーズンでは、2014年地区シリーズ2〜4戦目のザック・グリンキー、リュ・ヒョンジン、クレイトン・カーショー以来、11年ぶりと報じている。

『True Blue LA』は、最後に大谷の試合後のコメントに触れた。メディアから「なぜ再び投手として戻ることがそれほど大事だったのか?二刀流であることの意味は?」と問われ、「理由はそれが自分だからです。自分にできることだから。そして同時に、チームがそれを望んでいるからです」と答えた。

 地区シリーズは現地6日の第2戦はスネル、同8日の第3戦は山本が登板予定。二刀流の存在と心意気は、好調な先発陣をさらに押し上げるエネルギーになるだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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