第78回秋季関東地区高校野球大会群馬県予選(県高校野球連盟主催、朝日新聞前橋総局など後援)の準決勝が4日、桐生市の小倉…
第78回秋季関東地区高校野球大会群馬県予選(県高校野球連盟主催、朝日新聞前橋総局など後援)の準決勝が4日、桐生市の小倉クラッチ・スタジアムであり、高崎商大付が前橋商に6―3で、桐生第一が高崎に16―1(5回コールド)で勝利した。両校は5日の決勝に進み、18日から山梨県で開催される関東地区大会への出場も決めた。高崎商大付は初、桐生第一は秋4年ぶり16回目の関東大会出場となる。(中沢絢乃)
■高崎商大付、関東大会へ初切符
◎…春秋通じて初の関東大会出場を決めた高崎商大付は一回表、3連打やスクイズで3点を先制。守備でも見せ場をつくった。
2点リードの三回裏1死から二ゴロ。併殺を狙ったが遊撃手の捕球ミスで一、二塁のピンチを招く。二塁手の守屋来希(2年)は「また来たら絶対捕ろう」と呼び掛けた。次打者は再び二ゴロ。きっちり併殺に仕留め、守屋は「よっしゃ!」と掛け声を上げた。
守屋を中心に内野守備の特訓を重ねている。「足が早いランナーにも対応できるように、内野ノックの数をこなして内野手が前に出る動きを繰り返し練習してきた」。その成果を発揮し、この日3併殺を奪った。
六回裏、無死満塁のピンチ。1死後、左前安打を浴びて1点奪われるが、続く走者を本塁タッチアウトに。次打者を中飛に抑え、ピンチを切り抜けた。
9回10奪三振で完投勝利した藤田快世投手(2年)は「初めての関東大会を自分たちの代で決められて本当にうれしい」。決勝では今夏の群馬大会3回戦で敗れた桐生第一と戦う。「県で1位になって、選抜出場も目指したい」と意気込む。
一方、前橋商は相手を上回る10安打を放ち再三好機を作ったが、及ばなかった。
■桐生第一、初回から打者一巡
◎…桐生第一が猛打を発揮し、今夏の群馬大会準々決勝で敗れた高崎に雪辱を果たした。
桐生第一は1点を追う一回裏、無死満塁から4番の松島桜介(2年)の遊ゴロに敵失も絡めて2点を奪い、すぐさま逆転。公式戦で初めてベンチ入りした5番の細谷大翔(1年)が右中間へ三塁打を放ち、2点追加。この回6人連続得点、打者一巡の猛攻を見せ、早くも高崎を突き放した。
二回裏には森田惺(せいは)(2年)が内角の変化球を振り抜き、左越え3点本塁打を放った。「左中間、右中間を抜くような低い打球を意識して打撃練習をしてきた」
今夏の群馬大会でも捕手として牽引(けんいん)してきた森田。高崎に敗れ、先輩たちがベンチ裏で泣き崩れるのを見て「絶対にやり返す」と誓っていた。
準々決勝では、県内の公式戦で33連勝、4季連続で甲子園に出場していた健大高崎を5―4で破り、波に乗る。
高崎は一回表、中軸の連打で1点先取し、計7安打と食らいつくが、桐生第一の打線に圧倒された。県内随一の進学校。今夏の群馬大会に続いて4強入りを果たした。