4日、専大松戸が5回コールド勝ちで2年ぶりの関東大会出場を決めた。 その中で光ったのは4番キャッチャー・吉岡 伸太朗捕手…

4日、専大松戸が5回コールド勝ちで2年ぶりの関東大会出場を決めた。

 その中で光ったのは4番キャッチャー・吉岡 伸太朗捕手(2年)だ。

 第1打席から痛烈な右前安打を放ち、第2打席は一ゴロだったが、第3打席は中前へ2点タイムリーと、3打数2安打2打点の活躍。今大会は12打数6安打3打点、打率.500と当たっている。とにかくヘッドスピード、打球速度が段違いで、高校3年生のドラフト候補とひけを取らない。

吉岡は「相手の先発はサイドスロー。引っ張り気味のスイングになると引っ掛けてしまう打球になるので、逆方向へ打つことを心がけた」と投手のタイプに合わせて適切なアプローチをしたことが高打率につながっている。ここまで高校通算10本塁打。1年生4番のときは長打思考が強かったが今ではチームの勝利のために状況に応じた打撃ができている。

 夏までは三塁手だったが、秋から捕手へ。持丸修一監督は前チームのときから吉岡を秋からスタメンマスクで使うと話していた。秋からスムーズに移行できるように、練習試合のダブルヘッダーでは、第2試合から吉岡がマスクを被って経験を積んできた。

 持丸監督は捕手・吉岡の能力を評価する。

「特に送球がいいですよね。捕手は相手から走れないと思わせる肩の強さ、精度の高さが必要だと思います。吉岡はそれがあります」

 二塁送球2.00秒前後だが、スローイングのコントロールが安定している。吉岡は「コントロールには自信があります。高めにぶれたり、左右にブレることがなければ、アウトになる確率は高くなるので、ベースの上に投げることを意識しています」と基本をしっかりと押さえている。

 試合後は持丸監督と話をしながら試合を振り返る姿もあり、扇の要としての自覚の高さが見える。180センチ92キロとこれほど体格に恵まれて、攻守ともに優れた高校2年生捕手はなかなかいないだろう。

 まだ決勝が残っているが、関東大会で選抜を導くような活躍ができれば、来年の高校生を代表する捕手と呼ばれる存在になっているかもしれない。