滋賀県内で開催されている国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技が3日、彦根市の平和堂HATOスタジアムで始まった。9月に…
滋賀県内で開催されている国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技が3日、彦根市の平和堂HATOスタジアムで始まった。9月に東京であった世界選手権に出場した、彦根市出身の桐生祥秀(よしひで)選手(日本生命)が成年少年男子共通4×100メートルリレーの予選、高島市出身の落合晃(こう)選手(駒沢大1年)が成年男子800メートルの予選に登場した。
桐生選手は、東洋大4年のときに100メートルで9秒98をマークし、日本選手で初めて10秒を切った。落合選手は滋賀学園高3年だった昨年、800メートルで1分44秒80の日本新記録を樹立した。
リレーの滋賀チームは予選1組に登場。桐生選手が1走で先行し、林拓優選手(HDY ONE)、島田絢都選手(比叡山高3年)、田中大己選手(聖徳中3年)とつないで逃げ切り、39秒47の1位でゴールした。スタンドからは多くの観客が見守った。桐生選手は「(世界選手権に続き)たくさんの人が来られたのはうれしい。これからもいっぱいの観客の前で走りたい」と話した。
落合選手は予選2組に出場し、1分48秒80で1位通過した。「地元の声援を背にしっかり走れた。決勝では日本記録を更新して、地元の皆さんに恩返ししたい」と話した。
リレーは準決勝が4日、決勝が5日、800メートルは決勝が4日にある。陸上競技は7日まで行われる。(仲程雄平)