◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープン 2日目(3日)◇チェリーヒルズGC(兵庫)◇6616yd(パー72)◇曇り時…

首位と1打差で折り返した高木優奈

◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープン 2日目(3日)◇チェリーヒルズGC(兵庫)◇6616yd(パー72)◇曇り時々雨(観衆4126人)

高木優奈はこの日、4バーディを先行した。ところが、11番(パー3)で3パットのボギー、13番で3オン3パットのダブルボギーと貯金を3つも吐き出した。それでも、上がり4ホールで3バーディ。「昨日と同じでパットが入ってくれました。(3パットも)ミスパットじゃないし、自分が思ったところに打てている」。66で首位と1打差2位の通算10アンダーとした一日をポジティブに受け止めた。

実は黄金世代のリーダー的存在

渋野日向子勝みなみ小祝さくら原英莉花らと同じ1998年度生まれの黄金世代。TP(トーナメントプレーヤー)単年登録で2019年にプロ転向し、20-21年合併シーズンには初シードに迫りながら賞金ランク60位でボーダーライン50位に及ばなかった。TP単年登録制度が廃止された22年はツアー出場できず“浪人”生活を送り、23年プロテストに合格してプロ資格を取り戻した。

世代仲間に後れをとった部分はあるが、存在感は人一倍。昨年オフに約10人が集まった“同世代飲み会”では話題、会話の中心にいた。勝いわく「声が大きくて、盛り上げるのは高木さん」。本人も「私、声が大きいし、言いたいことをはっきり言うし。でも、そんな雰囲気についてきてくれたら、うれしいですね」とリーダー的ポジションを自認している。

中盤の1ボギー1ダブルボギーにめげず「66」

初シード、初優勝を目指すプロ7年目。前半12試合は予選落ち2回だけとコツコツポイントを稼いできたが、8月「NEC軽井沢72」から3試合、2試合連続と予選落ちが続き、現在はメルセデスランキング81位。前週「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」は2日目に腰痛を発症し、プロ通算101試合目で初めて棄権した。

初の棄権翌週に待望の初優勝を

「ドライバーで右プッシュした瞬間に右の腰がピリッと来て。でも、大事をとっただけでもう大丈夫」。そう言うものの、この日もパー4最長442ydで打ち上げの5番では、右手で右腰を押さえて歩く場面が見られるなど、体調は100%ではない。そんな不安を打ち消すように宣言した。「SNSにも書いてるんですが、今年の目標は“ジャイアントキリング”なんです。周りはみんな、私より格上なんで」。世界で、日本のトップで戦う同世代にも負けたくない。国内メジャーでツアー初優勝へ。ジャイアントキリング目指して、黄金世代の元気印がV戦線で存在感を示していく。(兵庫県三木市/加藤裕一)