ダルビッシュは無念の表情を浮かべた(C)Getty Images 現地時間10月2日、パドレスのダルビッシュ有は、敵地リ…

ダルビッシュは無念の表情を浮かべた(C)Getty Images
現地時間10月2日、パドレスのダルビッシュ有は、敵地リグレーフィールドで行われたカブスとのワイルドカードシリーズ第3戦に先発登板し、メジャー移籍後最短となる1回0/3(21球)で4安打2失点、1三振1死球。チームも1-3と競り負け、1勝2敗で2年連続の地区シリーズ進出とはならなかった。
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初回を無失点で立ち上がるも、2回先頭のカイル・タッカーに右前打を許し、鈴木誠也の左二塁打、カーソン・ケリーへの死球で無死満塁のピンチを招いたダルビッシュ。さらに、ピート・クロウ=アームストロングの中前適時打で先制点を献上すると、ここで交代が告げられた。1回0/3でのKOはメジャー13年間で初だ。
試合後、パドレスを率いるマイク・シルト監督は、地元ラジオ局『97.3 The Fan』などの取材に応じ、敗戦投手のダルビッシュを擁護。「オフシーズンからスプリングトレーニングにかけて苦戦が続き、万全な状態とは言えなかった。彼と医療スタッフを心から称えたい」とねぎらいの言葉を贈っている。
また、「自らの方法で復帰を果たし、再び調子を取り戻すまでに時間がかかった」と続け、「彼はこのリーグで豊富な経験を持つ投手だ。今日の初回もかなりキレのある投球だった」と立ち上がりの内容を評価。しかし、鈴木の二塁打、ケリーへの死球に関しては、「鋭さを欠いている危険信号」と振り返っていた。
右肘炎症などで今季開幕に出遅れ、7月に復帰してからは、レギュラーシーズン15先発で5勝5敗、防御率5.38の成績を残していたダルビッシュ。悔しさの残る形で終戦となったが、果たして40歳を迎える来季は、再び万全な状態を取り戻し、積み重ねてきたその経験値を発揮できるだろうか。ベテランの挑戦は続く。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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