10月に入り、各都道府県で行われている高校野球の秋季大会も大詰めとなっている。週末には準決勝、決勝が多く行われ、10月中…
10月に入り、各都道府県で行われている高校野球の秋季大会も大詰めとなっている。週末には準決勝、決勝が多く行われ、10月中旬にはセンバツ大会の重要な参考資料となる各地域の地区大会が行われる。そんな中、この秋目立つのは伝統校や古豪の復活だ。過去に甲子園常連校として知られた名門が、各地で上位進出を果たしている。
関東では激戦区・神奈川で法政二が25年ぶりの4強に入った。60年夏、61年春の選抜の夏春連続甲子園優勝を果たした古豪。まずは準決勝の立花学園戦に勝利し、関東大会の切符を決めたいところだ。また埼玉の上尾も4年ぶりの4強進出を果たした。準々決勝では熊谷商との伝統校対決を6対2で制し、準決勝では強豪・浦和学院と対戦する。また春夏合わせて13度の甲子園出場を誇る甲府工も山梨大会準優勝で7年ぶりに関東地区大会進出を決めた。選抜出場となれば2005年以来20年ぶりとなる。
近畿地区でも公立校で唯一春夏甲子園連覇を達成した箕島が和歌山大会で4強入り。現在は15人と限られた人数でも勝ち上がっている。次戦は智弁和歌山を下して勢いに乗る近大新宮と近畿大会の切符をかけて戦う。奈良では春夏合わせて12度の甲子園出場を誇る古豪・郡山がベスト4に入った。98年以来、実に27年ぶりの選抜へ準決勝では奈良大会優勝候補の智弁学園と対戦する。
兵庫では元横浜指揮官の平田 徹監督率いる彩星工科も5年ぶり、現校名では初の秋ベスト4進出。週末は東洋大姫路と3位決定戦で激突。旧校名の村野工時代に出場した92年春以来となる選抜に向け、近畿大会の切符を掴むことができるか。さらには夏の甲子園に2度出場を誇る市尼崎も決勝進出で20年ぶりの近畿大会切符。大阪では18年夏以来7年ぶり、春は03年以来18年ぶりの甲子園がかかる近大付もベスト4と県内で常に上位に食い込む高校が、久しく離れた聖地を狙っている。
また北海道では苫小牧東が28年ぶりの秋季北海道大会に出場。86年の選抜でベスト4進出を果たした新湊が富山大会で4強に入った。福井でも春夏10度の甲子園出場を誇る古豪・若狭が準優勝、13年夏以来の甲子園を目指す福井商も福井工大福井を3位決定戦で下し、ともに北信越大会進出を決めている。山口では3度の甲子園出場を誇る山口県鴻城も4強入りで中国大会出場が確定した。他にも春夏4度の出場を誇る岡山の玉島商、部員10人で奮闘した宮城の気仙沼、55年夏の甲子園を制した三重の四日市らが各県大会で4強に入っている。
今週末はどんなドラマが待っているのか。センバツに向け徐々に熱気を帯びてきた高校野球から目が離せない。