戸郷は今季開幕投手を託されたが、勝ち星が伸びず苦しんだ(C)産経新聞社 阪神が独走し、ダントツの強さを見せた今季のセ・リ…

戸郷は今季開幕投手を託されたが、勝ち星が伸びず苦しんだ(C)産経新聞社

 阪神が独走し、ダントツの強さを見せた今季のセ・リーグ。最後まで注目を集めたのがDeNAと巨人による2位争いでした。結果的にDeNAが2位を確定、クライマックス・シリーズ(CS)ファーストステージを、本拠地の横浜スタジアムで開催させることを決めたのです。

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 優勝はともかく、2位になるとどんなメリットがあるのでしょうか。スポーツ紙のデスクは言います。
 
 「2位チームはCSファーストステージの開催権を得られますが、この収入がかなり大きいんです。満員は必至なだけに、1試合で約1億円の収入が見込まれるとされています。営業サイドでは2戦2勝で突破するよりも、1勝1敗で第3戦まで行くことをひそかに願っているぐらいです(笑)。それがそのままオフの補強費にもなり得る。今季は阪神のあまりの独走ぶりから、CS廃止論も話題になりましたが、こんなビッグイベント、現実問題として今更やめられませんよ」

 横浜スタジアムではDeNAが本拠地開催のメリットを最大限に生かす「作戦」に出ました。なんと巨人ファンの応援席を通常の外野レフトスタンドではなく、グラウンドからさらに遠いウィング席に設けたからです。

 「その結果、グラウンドは360度、ベイスターズファンに囲まれて試合をすることができます。これは大きな『地の利』と言える。一方の巨人ファンも『この完全アウェーを打破したら痛快』と燃えています」(前述のデスク)

 このような困難を乗り越え、3位の巨人は下克上を成し遂げることができるのでしょうか。短期決戦で大事なのは先発投手。前述のデスクは巨人が誇るWエース、山崎伊織と戸郷翔征の投入しかないと断言します。

 戸郷は今季、21登板で8勝9敗、防御率4.14と苦しみ、巨人のV逸の一因とも言われました。しかし、ここまで来たらそんなことは関係ないと語気を強めるのです。

 「今シーズン、戸郷はDeNA戦で1試合も投げていないんです。不調だったとはいえ、今となっては過去の話。ここで快投すれば、戸郷にとっては一気に汚名を返上できるチャンスです。今季の巨人はDeNAに15勝9敗1分けと、打線に全く苦手意識はありませんから。下克上の可能性は大いにあると思いますね」(前述のデスク)

 ホームタウンの強みか、あるいは短期決戦の勢いか。ハマスタが熱狂に包まれるのは、間違いないでしょう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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